じゅんP

マグニフィセント・セブンのじゅんPのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
3.4
7人の人種はバラバラだし、イーサン・ホークはPTSD。
でもテーマとしてそこが深掘りされるわけではなく、西部劇にしたって今どき珍しいほど、善悪の境目も明白。

じゃあなぜ今、荒野の七人なのか。
たぶん、「かっけーから!」。

画になる男どもが、いちゃいちゃしながら絆を深め合い、信じ合い、助け合い、わっかりやすい巨悪に立ち向かう。
最高にかっけー「イッツ・ア・スモールワールド」でした。

はっきり言って、それぞれが戦う理由なんてほとんどおざなりだし、せっかく個性的な7人の戦闘スタイルはいざ乱戦になるとあんまり活かされないし、各キャラが背負うドラマが見えないから死に様もあっさり。
でもそれを繋いでるのが、肩の力の抜けた7人の、男同士のいちゃいちゃ感。
説明不要のノリで解り合って大義をなす、良い意味での「呑気さ」が、物足りない本筋の爽快感を補っていた。
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