じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価

じゅんP

じゅんP

ベストムービーは2018年劇場鑑賞分から。

イタい映画と、癖がすごい映画が好きです。
映画の好き嫌いはみんな違って当たり前!と思いながら、個々の作品レベルでも誰かと感性が合うと極度に嬉しい人間です。

映画(1346)
ドラマ(0)

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

ストーリーはアレだけど音楽がいい!的な評判の印象だったんですが、むしろストーリーなんてありました?いや、ない!

あったのはスタイルと解放と偽らずに生きること。音楽にしろ映画にしろ、そーいうの刻まれて
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近松物語(1954年製作の映画)

5.0

毎秒毎秒豊かすぎる。

自分が観た回はせいぜい20人くらいしか入ってなかったけど、そこかしこで思わず笑っちゃう声漏れてたし、席ひとつ挟んで隣に座ってたおばあちゃんは途中もう完全に身を乗り出して観てたよ
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シャブ極道(1996年製作の映画)

3.4

狂い咲きしゃぶしゃぶカーニバル!
シャブを愛しシャブに愛され、シャブを喰らいシャブに堕ち、シャブに笑いシャブに生きる、此処に極まれりシャブの道。

シャブがないとダメ。ゼッタイ。なNO シャブ NO
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ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

3.4

あらすじすら読まずに観た方が楽しめるタイプの映画なので内容に触れるのは差し控えます。ちょっとエロそう、くらいの動機で観るのがいいと思いますよ!ちなみにそこはそんなにです。

思わせぶりな事実、思わせぶ
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タイムトラベラー(2017年製作の映画)

3.4

何とか取っ掛かりを作ろうと一番興味引けそうな要素をシンプルに言ってみた邦題はともかく、ジャケの迷走っぷりはある意味見どころ。こんな『エアベンダー』っぽい色味の映画でもなければ、主人公がミシェル・ロドリ>>続きを読む

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

3.4

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう宇宙へと飛躍して進化のトリップキメてたスタンリー・キューブリックの脳に直接contact !

家でテレビで観るのと大きいスクリーンで浴びるのでは根本的に違う体
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.4

後半はこのジャンルに期待するところを抑えてくれていて楽しかったけど、主要キャラクターの心があまり見えてこない前半は推進力に乏しく、あからさまな助走の距離が長く感じられた。

悪趣味描写もスピルバーグと
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.0

インカメラ越しの大して代わり映えしない画ばっかりになるくらいなら、PC画面だけで進めてく制約いらなかったんじゃないかなぁ。サスペンス要素だけで十分成立してるのに、物語が仕掛けの方に奉仕してしまっている>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

4.2

こいつぁ楽しいぜ。後出しじゃんけん上等、人が何人死のうが関係なし。台詞回しもキャラクターの相関関係も展開もいちいちアホで愛おしい。まったく、何を見せられてるんだ。

ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.0

邦題のやる気のなさよ!

前作に輪をかけて周りの人々が酷い仕打ちを受けることで、やっと私的な復讐に目覚めるカージーさん。でもチンピラ5人くらいじゃ既にレベルカンストしてるカージーさんの相手ではなく瞬殺
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狼よさらば(1974年製作の映画)

3.0

家族を襲ったやつらに復讐するでもなく、個人が個人を裁く是非を問う流れもあっさり放棄、私刑ーズハイに取り憑かれたおっさんの悲哀と狂気に到達するまさかの着地。

手の震えを酒の力で鎮め、硬貨つめこんだ靴下
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勝手にしやがれ(1959年製作の映画)

3.4

『賭博師ボブ』がいる世界!

他にも「映画」で遊んでるところが色々ありそうだし、字幕に頼ってるから言葉遊びを全然拾えないのが悔しいけど、2人の見てるところが全然違うままガンガンすれ違ってくだけでも十二
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.2

人人人人間!

因果応報はない。理不尽は罷り通り、弱い者が馬鹿を見る。自分を正当化し、社会に迎合し、他人のせい・環境のせいにしてその場をやり過ごす。そんな時、死にゆくのが人間らしさなのか、立ち上がって
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.8

ワンシチュエーションのアイディアどまりじゃなく、あくまでそこで何を描きたいかって先立つものがあるので、辻褄どうこうに負けない強度があった。欲張ってもう少し見せ場足すと逆にダレそうなところをコンパクトに>>続きを読む

エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)

1.4

実人生でもそうであるように、無駄にデカい音ばかりたてると嫌われるってレニー・ハーリンに教えてあげられる人いなかったのか。典型的な、説明つけるだけに終始した前日譚で、『エクソシスト』という観念を完全に捨>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

5.0

超超超超アイロニックでゴージャス!
既存の枠組みでいえば手垢のつき切った題材が別角度で見た時に先鋭的になるなら、今までその視点は「ないもの」とされてきたも同然なわけで、いわゆるシンデレラストーリーを始
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

黒木華による語りや『道』例えなんかの過剰さは最初から最後まで邪魔くさく感じたけど、日常の積み重ねに意味を持たせすぎないゆるやかさと、赦しに満ちた画が季節とともに流れていく様を観て穏やかな気持ちに。>>続きを読む

ストーカー(1979年製作の映画)

3.8

灰色の三角形ABC。
検閲かいくぐって真理を目指せ!

一番興味深いのが教授で、彼の一挙手一投足がいちいちうるさく感じられるのはほとんど同族嫌悪のようなものに思えた。

ストーカーによる「映画にそこま
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海底47m(2017年製作の映画)

2.2

ケージに入る前の青い空・青い海の魅力にその後の何十分かが全然勝てていない。特に後半はすごく頑張って引き伸ばしたような印象で、むしろ5分でいいから削ってタイトにしてれば…。
サメ映画の登場人物としては比
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夜の女たち(1948年製作の映画)

3.4

終戦を境に戦争が終わるのか。ごりごりの戦争映画。

喪失の皺寄せが猛々しく襲いかかるのは立場の弱い者かもしれないけど、そんな尺度は本当の強さ弱さを示さない。もっとも闇が深くなる瞬間を照らす光にまったく
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エレクトリック・ドリーム(1984年製作の映画)

3.4

学習機能&意思を持ったパソコンと、その持ち主の主人公がヒロインを取り合う三角?関係。

この時代だからこそ成し得たレトロさ、パソコンが生活音やテレビ・ラジオの音を取り込んでサンプリングしていく様は目に
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ジャスティス(1979年製作の映画)

4.2

法曹界の矛盾や欺瞞に迫る作品はとかくシリアスになりがちだけど、頭のネジ外れたやつらとそんなやつらに人生壊されるやつらをユーモア交えて軽妙に描いてて、何とも感情に困る。
ジリジリと追い詰められたアル・パ
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.0

マクガフィンに踊らされて、皆自分の首にかかったロープに気づかず銃口向けあっている。

砂と汗にまみれ輪になって死に急ぐ。引き金を引く理由はあるようでない。

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.8

殺す・奪う権利なんて誰にもないのに、その名目だけが剥き出しになった異界の深淵。立ち入れば立ち入るほど、時間も正義も希薄になる。

200分超えと長いけど、その分狂気に染められていく過程がゆっくりじっと
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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

一旦ジャンルの特性を捨ててからの、スラッシャーに回帰する予感に満ちた共闘にテンション爆上がるものの、そこで予算が尽きたのかめちゃくちゃ尻すぼみに終わる。画の不気味さこそ物足りないけど、構造としては快作>>続きを読む

悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲(1989年製作の映画)

2.6

2の系譜だと目も当てられなかっただろうから、1の系譜を辿ろうとした判断は概ね間違ってない。間違った判断があるとすれば3をつくtt…

不衛生さや人体の扱いの雑さなんかが目減りした分、見やすくなっていて
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.2

ゆるいってイメージで語られがちな三木聡作品ですが、こと映画に関しては(映画で見せたいものがあるというよりも)テレビで出来ない、もしくは出来なくなったものを見せようとしてる監督なんだと思ってます。具体的>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.8

義母VS義母の『クレイマー、クレイマー』。

パッと見は製作総指揮に名を連ねてるデルトロの色が強そうなんですが、ホラーに疎い自分でわかる範囲でもスピルバーグとかフーパーとかライミとか、エクソシストとか
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

2.6

137分ーーこのほとんどの時間がアクションを進める時間とストーリーを進める時間とに別れてしまっていた。裏を返せばストーリーが止まってる時間とアクションが止まってる時間。

アクション自体は(追いかけっ
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エクソシスト2(1977年製作の映画)

3.4

面白いけど、これをエクソシストの続編だと言い張るのは無茶というもの!

“精神医学の発達により悪魔はいないと結論づけた世界で悪魔憑きを描いた”前作の、その両端の溝を埋めるべく独自路線を突き詰めた結果、
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.8

うわー、ちゃんと通して観たのたぶん初めてなんですが、こんな総合娯楽!って感じの映画だったんですね。

暗喩が外側に爆発的に放出し続けていて、抑えたシーンだろうがはっちゃけたシーンだろうが多彩な角度の異
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

4.2

表面的な要素に(敢えて分類するなら)いわゆるホラー映画との共通項が多いだけで、全然そんなんじゃなかった。

結果としてミスリードに見えるシーンは騙すことに主眼が置かれていないし、痛く・怖く・気持ち悪く
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.4

ね…ね…猫をもっと見せんかい!

交わる深さを少しずつ違えた個が、煙のごとく体を掠めて過ぎ去っていく。今、目の前を通り過ぎたやつのことをどれだけ覚えてる?ずっと前から近くにいたあいつのことをどのくらい
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顔のない天使(1993年製作の映画)

3.8

互いに別の影を重ねていたはずの2人の距離感の変化や、それぞれの喪失が埋められていく過程を現実的に捉えていて、他の監督作と比べると外殻こそやさしくやわらかいですが、切り開く意思の力にまつわる強い映画でし>>続きを読む

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.8

11年のブランクを開始数分で取り戻し、シリーズ中で1番優秀にして1番バカな犯人とともにアップデートされた“ホラー映画”という虚像をスマートに遊び倒す。
年長者目線の「最近の若い子は何考えてるのかわから
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スクリーム3(2000年製作の映画)

1.8

脚本家が変わったからか、ホラーやサスペンスの安いあるあるを重ねるだけの典型的なダメ続編に。継ぎ足された無個性な新キャラクターは殺され要員でしかないし、色んな人の声出せる設定も緊張感損ねるだけの残念な改>>続きを読む

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