じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価

じゅんP

じゅんP

ベストムービーは2018年劇場鑑賞分から。

イタい映画と、癖がすごい映画が好きです。
映画の好き嫌いはみんな違って当たり前!と思いながら、個々の作品レベルでも誰かと感性が合うと極度に嬉しい人間です。

映画(1296)
ドラマ(0)

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

-

めちゃくちゃ面白い。頭良くて性格悪い異星人が人間ごっこに興じてるのを見てたみたい。

日々を連続性に浸かって生きてる人ほどそんな風にそんな事言わないし言えない、やらないしできない、のオンパレードなんだ
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.8

実直!

変にドラマチックに描いてしまえば逆に安い再現ドラマに終わってしまいそうな人となりを、抑えて抑えて抑えて抑えた実直なだけの積み重ねで高みにまで到達させるその道筋が、主人公の生き様とシンクロして
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

1.4

『ロッキー4』って評価を聞いて二の足踏んでたんですが、共通点はボクシングを野蛮な暴力もしくはルール無用の見世物と混同してるところ?

前作のストーリーはつまんないだけで邪魔には感じなかったんですが、今
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.4

反日って世評もあって二の足踏んでたんですが、そこは気にならないというかどーでもよくて、もっと手前のプロットと脚色が全体的にぐずぐずな事の方がよっぽど気になりました。

道場荒らし絡みのエピソードや、ラ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.4

「こいつには嘘つきたくない」って思う相手にくらいは、「こいつには嘘つきたくない」って思ってもらえる自分でありたい、あり続けたい。って話ですかね。

ふわふわとたゆたってる状態を友達とか恋人とか友達以上
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ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊(2011年製作の映画)

4.6

哲学が繋がって起こす必然の奇跡。

持つ者にも持たざる者にもNO BORDERに火を灯す道しるべ。少し触れただけでも口うるさくなりがちな環境問題すら物語に完全に帰属していて、何が体を突き動かすのかをナ
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.2

映画1本観てる間に自分が読み取れてる情報なんてたかだか数パーセント程度なんだと思い知らされた。

仮に映画100本くらい観てからこの映画観直して、また100本くらい観てから観直して、をずっと繰り返した
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

4.6

築31年、なんかエイリアンまで住み着いて荒らされ放題だった物件を、大味な匠が力技で大胆リフォーム。

こいつら全員死んでほしくないと思わされた時点で完敗です。
あの2人が撃ち合う瞬間、頭の中では神聖か
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.8

種の壁を越えて引き付け合うイサムとメグ、そしてその仲を引き裂こうとビンビン邪魔するスーインの、愛憎入り混じる三角関係。ヒロイン・イサムのハートを掴むのは果たしてメグか!?スーインか!?

序盤こそイサ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

結局閉じた視点によるあの頃は良かった目線にとどまってるのは気になるし、テーマ性の感じられないコンピアルバムみたいにさらっと流すだけならジュディマリ巻き込むなよとか色々思うところはありますが、場当たり的>>続きを読む

サボタージュ(2014年製作の映画)

2.2

スタローンやトム・クルーズは出演する作品も演じる役も幅が狭くなって、それでも(セガールみたいに同じようなことやってると言うよりは)自分のイメージやキャリアを巧く利用してるのに対して、シュワルツェネッガ>>続きを読む

バトルランナー(1987年製作の映画)

2.6

普通こーいうのはディストピア社会をシニカルに捉えられる側の視点でつくると思うんですが、ランニングマン見て喜んでる側の思考でつくってるとしか思えない。

そう、つまりは最高ってことだ!みんながこぞって熱
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マイ・シスター・アイリーン(1955年製作の映画)

4.2

作家志望で超皮肉屋の姉と、女優志望で出会う男すべて狂わせるガールの妹。ニューヨークにやってきた姉妹が夢と恋を追いかけて暴れ倒すドッタバタ恋愛ミュージカル。

みんな気持ち良さそうかつ楽しそうに全身全霊
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.4

軸となる、Ant-Man and the Wasp(初代)の話は敵対構造を必要としない、というよりそもそも敵を作らない話で、そのいい意味での微笑ましさは前作からの流れにしてシリーズ最大の武器。

その
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ダウンタウン物語(1976年製作の映画)

3.4

キャストが全員子供って事で新しい感慨が生まれてはいるんだけど、深みが薄れてる部分もある気がして、でも試みとこだわりは面白い。

ストーリーに入り込んで追いかける視点とメタ視点がどちらも100%顕在化&
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ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)

4.2

ステップ踏んでる時間だけが豊かで煌めいてた。

ダンスシーン以外のストーリーテリングは拙いし、主人公ペアを邪魔する側のキャラクターはことごとくつまんないんだけど、それすらもメリハリになってる。

主人
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マルサの女(1987年製作の映画)

3.8

人が金に執着する話=生に執着する話、そこに宿るドラマや感情は熱いに決まってるけど、同時に金に執着する話の冷たい部分も見えてくる巧みな構成。あたたか〜いとつめた〜いまで使い分ける超複雑なギャップ萌え。>>続きを読む

That’s カンニング! 史上最大の作戦?(1996年製作の映画)

3.8

曲と映像作品が互いに互いを想起させ合っていると、「◯◯(映画タイトル)のあの曲」のように人の記憶に刻まれていきます。たとえその曲が複数の作品で使われていたとしても。つまりワルキューレの騎行は『地獄の黙>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

ジブリにいた時は「あまりジブリに縛られずにもっと自由につくればいいのに」って思ってたけど、出たら逆にジブリっぽさくらいしか個性が見えなくて悲しい。

台詞みたいな台詞と絵と声のちぐはぐ感はさておき、受
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SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.4

『96時間』から時間制約のドキドキ感と最強親父の無敵感を抜き、香り付けにトニー・ジャーをひとつまみまぶして出来上がったのがこちら、SPL3!

…魅力を的確に説明したつもりがあんまり楽しくなさそうにな
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.8

土地が垂れ流すどん詰まり感。
毒も見世物根性も盛り付けた、体に悪そうだけどやめられないジャンクフード。

各レイヤーに否応なく無理が満ち満ちて、あちこちに歪みが現れても誰も止めないし誰も止まらない。
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

ひとつ前のレビューからの文脈ですが、これ面白ぇー!

省略とやりたい放題!!
原田監督はアクの強い人と相性いいんだな、パブリックイメージも織り込んだアイドル「キムタク」を魅せ切っていた。

枝葉の部分
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ペインテッド・デザート タフ 劇場版(1994年製作の映画)

1.4

シリーズ過去作は未見なので根本的にキャラクターや見どころを掴みきれてないのかもしれませんが、劇場版単体ではエモーションの断片でしかないように思えます。

こんなにハイクオリティな自己満足の完遂はそうそ
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.2

伝える力は受け継がれる。

地図の上で引かれた線と表裏一体に押し寄せる進行形の現実。堅苦しいお勉強にとどまることなく、語りの的確なスピード感とバランス感覚でそこにあったはずの感情をめいっぱい掬い取って
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.2

大切なこと・ものの優先順位を見失わずに目線を合わせて表現・実行。イコールで結んだ先に笑顔とぬくもりを。

音の情報量がすごい。

野のなななのか(2014年製作の映画)

3.8

川底の小石の視点に立つと目まぐるしい川の流れに自分の存在を見失いかけるけど、俯瞰で川を見れば小石のような存在の蓄積がその流れを成していて、さらにはそんな視点の切り替えから一瞬にして雨や土地、その歴史と>>続きを読む

アリーキャット(2016年製作の映画)

2.2

野良猫たちのonce again、もしくはsucker(猫)punch、そういった向きの話でこのキャストなので大好物だと思ったのですが、演技が上手い人もそうでもない人も総じて下手に見える演技演出に、都>>続きを読む

SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班(2017年製作の映画)

2.6

爆弾処理する人なのに潜入捜査も兼任してみたら、取り逃がした爆弾テロ組織の首謀者を引くほど怒らせちゃったよ、みたいな話。

今の飲酒運転?ただの事故だったの?ってなる中盤辺りから、作り手も作中の人物も誰
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樹氷のよろめき(1968年製作の映画)

3.8

降りしきる雪の中、いい歳した大人3人がウダウダとモタつき続ける不毛な三角関係。さっさと解散しろよ!な前半から徐々に各人の思いが浮かび上がり関係が変化、1人が他の2人を自分の土俵に引きずり込もうと必死に>>続きを読む

恋極道(1997年製作の映画)

4.2

じ、実話ベース!?
そこで終わるの!?!?!?

…何でこの人のことを映画化しようと思ったんだろう。とてつもなく狭いところに向けて作ってるというか、これ観てキュンキュンする層があるとしたらたぶんマジモ
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同じ星の下、それぞれの夜(2012年製作の映画)

3.4

吉本主導の沖縄国際映画祭出品作。

3編からなるオムニバスで、アジアの拠点及びそのパイプを有効活用したい吉本と、おそらくこれを次に繋げたい監督陣による「同じ資本の下、それぞれの思惑」。…なんて穿った見
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害虫(2002年製作の映画)

3.0

「かわいい」だろうと「かわいそう」だろうと、人は(自分も含めた)誰かに認識されて初めてその性質を持つとして、認識に拘束されるにしろ認識から解放されるにしろ、どんどん狭い袋小路に入っていくみたい。
ひと
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

ゼロ年代半ばあたりのガイ・リッチーあたりの影響受けたイギリス映画みたいでした。話を転がすこと自体に傾倒し過ぎているように感じられて、もっと人物を深く抉って見せてほしいというか、喜怒哀楽がしっかり乗っか>>続きを読む

アラジン 不思議なランプと魔人リングマスター(2009年製作の映画)

1.4

ええい、まどろっこしい!アミターブ・バッチャンがランプの精をやりたいだけじゃねーか!

散りばめられたギャグがいたたまれないレベルでスベり倒してるのと、アラジンが割とずっとウジウジしてるので、インド映
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エスパイ(1974年製作の映画)

2.2

エスパーのスパイで、エスパイ。
…語感わるいよ。
変わり者アピール強めな設定。個性強めなキャストが演じる、出オチめでペラめなキャラクター。そして、内容ゼロめなストーリー。となると『コドモ警察』とか『女
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

『Mission:Impossible』のいちエピソードとしてはヨーロッパコープが作ったのかな?ってくらい、後付け感丸出しのストーリーめいた屁理屈で個々のアクションを繋ぎ合わせたおはなし延命措置の連続>>続きを読む

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