じゅんPさんの映画レビュー・感想・評価

じゅんP

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映画(1742)
ドラマ(1)

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.0

前2作がいずれもPG-12だった「アナベル」シリーズ最新作は、ここにきて全年齢対象、死霊館ユニバースの間口を広げ、誰でも温かく迎え入れてくれる怖楽しいテーマパークでした。

アトラクション内へといざな
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ハート泥棒を捕まえろ!(2013年製作の映画)

3.0

どんな事件も易々と解決する天才プロファイラーのホテ。そんな昇進待った無しのはずの彼のキャリアに、謎の泥棒が立ちはだかる。
見つけ出した泥棒の正体は、何と元カノのジンスクで…

漢字一文字であらわすのな
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ブレイキング・イン(2018年製作の映画)

3.4

疎遠だった父が亡くなり、実家を売りに出すため子供2人(姉弟)を連れて帰省したショーン。
しかし過剰なほどハイテクかつ厳重な警備システムが敷かれた家には、既に何者かが侵入しており、ショーンが異変に気付い
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

ルピタ・ニョンゴ演じる保育士さん目当てで、甥っ子の遠足に付き添った自分本位のダメバンドマン。その行き先の農場でゾンビが大量発生して…

好きなとこと嫌いなとこが明確にハッキリ別れていて、どちらも主張強
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4人の食卓(2003年製作の映画)

3.8

目と目で通じ合う
瞬間、心、重ねて

カメラの動きや照明が作り出す不穏さ、めちゃくちゃ黒沢清っぽい。長編監督デビューでいきなりこれ撮って、そのあと一本しか撮ってないなんて…。

他人を信頼し、自分を理
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.8

WWⅡ戦中のポーランド。ユダヤ人狩りから逃れ、森の中にキャンプをつくり、わずかな物資と武装で抵抗を続けた人々。その在り方に苦悩しながらも、キャンプを統率したビエルスキ兄弟の物語ーー

based on
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王の運命 歴史を変えた八日間(2015年製作の映画)

4.2

何これツラ過ぎ。

父子の愛憎の話に見えて、本質は重度の自滅合戦。自己と他者とを分けられず、思い通りにならない手足に毒を盛っては心を削り合う。

権力の集中や、家父長制に基づく男尊女卑など制度の不備も
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.0

20年越しの同窓会。あぁ、一番の出世頭は欠席なんだね…

現実世界と同じスパンの時間経過(96→16)設定を逆手に取った(?)想定の斜め下をゆく文明描写。その清々しいまでのバカSF宣言に基づいて、90
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私の少女(2014年製作の映画)

3.8

やられたー!この切れ味の鋭さは何?

田舎の小さな集落に蔓延る”偏見の目”や”弱者への圧力”を丹念に描いた上で、最後こっちに向き直って「お前もやぞ!」って指差してきた。

村へと向かう道に始まり、元い
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亀、走る(2009年製作の映画)

3.8

ナメてた相手が実はサイコパス格闘マシーンだったけど、こっちはこっちで絶対諦めない執念おじさんだぜナメんな映画。

刑事としても夫としても父親としてもダメダメのおっさんピルソン。妻が内職でコツコツ稼いだ
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ビッグマッチ(2014年製作の映画)

2.2

巻き込まれ系アクションにして、『バトルランナー』とか『アドレナリン』とか、その辺の要素がガチャガチャ混ざった楽しそうな外殻なんですが、劇中のセリフを借りるなら、“シナリオが悪い”。

設定が立て込んで
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マイPSパートナー(2012年製作の映画)

3.8

衒いのないバカは好きだ。
散りばめられた下ネタに関しては『名もなき野良犬の輪舞』の頃の監督のTwitterプチ炎上がチラつく今となっては若干笑いづらいけど、編集や撮影で遊び倒した軽やかな画のあれこれは
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10億(2009年製作の映画)

2.6

生死を賭けたサバイバル・ゲームを生き延びろ!みたいな題材、韓国の力を持ってしてもこんな感じになるんだなぁ。

ルールの拙さやゲームのクオリティの低さは、監督のアイツが個人で創りあげてるってところで一応
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ローラーコースター(2013年製作の映画)

3.8

飛行機と共に乱高下する話の情緒。

めちゃくちゃ個人的なツボでしかないんですけど、映画の中のキャラクターが人、物、状況等に対して口汚く罵ってキレまくり、暴れまくるみたいなシーンに目がないので、端的に言
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.4

この映画の最大のクライマックスは、堀北真希演じる主人公が居酒屋で母親への本音を爆発させるところだと思うんですが、ここが題材に対するアンサーとしてはちょっと月並みなシーンに見えてしまった。

主要キャラ
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隻眼の虎(2015年製作の映画)

3.0

何となくチェ・ミンシク演じる主人公が虎とバチバチに闘う映画だと思ってたんですが、そこはパク・フンジョン監督。
ひとりの生物として、ひとりの親として、人と虎とが互いを鏡像関係に内へ内へと潜り込み、自身の
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

4.6

搾取されハンデを背負わされてきた「今まで」に先陣切って怒りの声を上げ、波を割るように切り開く道標。

タイムリーにN番ルーム事件を知ったとこだったので心が重くなったし、話の広げ方は結構雑なんですが、明
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.8

「スキヤキ」なんかよりずっとエクストリームな「あの日スキヤキを食べたこと」。別に豚肉でもいいんだよ。たとえ如来バックしたとしても、如来だ菩薩だ言っていたあの日は消えない。

徹夜明け、始発を待つ駅のホ
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.4

80sホラーらしい、親しみやすいコメディ感。

主人公がふらっと立ち寄った田舎のパブ、そこでの地元民たちの厭〜な連帯感が好き。酔っぱらったおっさんが何か話し始めようとしたら、皆で「またその話か」「やめ
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ミス・ワイフ(2015年製作の映画)

3.4

腕はいいけど金のためと割り切って仕事に向き合うザ・職業弁護士のヨヌ。
不慮の交通事故で、”間もなく死ぬ”状態に陥った彼女は、天上で人の死を管理している男から、現世に戻るための”ある提案”をされる。
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

3.4

すげーなこの深淵へと帰っていくかのような終わり方。
最初のカット、ギーガー宅へ足を踏み入れるように移動するカメラからして、異界を覗くという映画体験そのもの。生と死が距離を詰めれば詰めるほど、そこには畏
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血闘(2011年製作の映画)

3.4

一歩足を踏み入れれば、そこは業が吹き荒ぶ羅生門。

他人が背負ってきたもの、辿ってきた道を視認できない俺たちは、その場から動けずに勝手な心で人を視る。広義の自分かわいさに頭まで浸かり、狭義の優劣にいち
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.4

「チーム感を積み上げたり、ダンスが上達したりといった過程」や、「各キャラクターの背景」をすっ飛ばして、様々な”事情”に引っ張られて進む時間。

乱立する軸の中、複雑に絡み合ってそこかしこで感情の芽を摘
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ショック集団(1963年製作の映画)

3.8

精神病院で起きた殺人事件を調査するため、統合失調症を装い病院に潜入した新聞記者が見失う、正常と異常の境界線。

I LOVE COFFEE I LOVE TEA I LOVE COFFEE I LOV
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.2

主演の二人に極振りした脚本に、アクションをしっかり見せるため研ぎ澄まされた設定&エピソード。韓国映画の何が羨ましいって、これくらいの中規模ジャンル映画の充実ですね。

警察学校に通い、まだ警官を”目指
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ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003年製作の映画)

4.6

「どったのセンセー?」

映画好きならきっと誰しも、定期的に見返したくなって、いざ見直せば毎度変わらずちょー楽しい!って映画が何本かあると思います。例えば『グレムリン2』とか『スモール・ソルジャーズ』
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.4

いや情報量!全エピソード、全キャラクター、全小ネタにそれぞれしっかり味付けしないと気が済まないの?ちょっと落ち着こうぜ。

引率の先生とかもう一人の引率の先生とか、そーいう余分な肉付けが多すぎて、生い
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その怪物(2014年製作の映画)

3.8

気持ち良いくらいに怪作。なんともバランスを欠いた生と死、なんともバランスを欠いた日常と非日常。

血と暴力に彩られ、炙り出された歪な空気の変調は、家族の虚と実を的確に射抜き、乾いた愛と腐った願いを醜く
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

4.6

イランとイラクの国境沿いにある川、放置された一隻の廃船。まず描かれる、船で暮らす一人の少年の生活。見つかれば発砲される立入禁止区域のため、船と陸地の間は潜水で行き来し、船内から採った魚を捌いて干物にし>>続きを読む

1票のラブレター(2001年製作の映画)

3.4

選挙管理委員の女性が、小さな島の住人たちに投票してもらうため、駐留している軍人とふたりで島民を訪ね歩く話。

閉鎖的、排他的、差別的な慣習の中で暮らす人々を前に、まともに選挙を敢行するのも一苦労っての
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