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マグニフィセント・セブンのmitakosamaのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
3.5
荒野の七人のリメイク。七人の侍から含めて何度リメイクしても格好良いね。
リメイクを重ねているだけあって、キャラもみんな濃くなってる。
しかも人種もご時勢に合わせて多種多様化しましたわ。
勘兵衛キャラに黒人のデンゼルワシントン。東洋人のナイフ使いにイビョンホン。さらにネイティブアメリカンまでいる。あと大酒飲みのパワー系木こりキャラ。その上ヒロインにあたる村人の未亡人もめっちゃ戦う。
他が面白メンバー過ぎて、イーサンホークとか超格好良いガンマンなのに、シンプルすぎて思わず「普通っ!」て思っちゃう。

もう1つ大きな変化は、敵が野盗から鉱山を仕切る事業家になったこと。
単なる数で上回る暴力集団だけでなく権力をも武器にする悪役になった。
更にキャラは、イヤラシい悪役になった。金の為に暴力も惜しまない悪代官キャラ。悪役としての品位は無い分、憎まれ役として存在感があった。

さらに敵側の武器にガトリングガンとか出てくるんだよな。この辺は絶望感があって物語的にかなりハラハラする。こういう所はリメイクとして良い意味で上乗せされてるな。

と色々見てきたが、最後エンドロールで例のテーマソングが流れるんですよ。もうね、それで全てオッケーってなる。終わり良ければ全て良し。
アレは鳥肌立ちますわ。
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