公開直前に知ったのだが、この作品はそもそもマーゴット・ロビーの発案で、グレタ&ノアに直々にプレゼンするところから始まったらしい。グレタ・ガーウィグ本人も「バービーを撮るのに私達を指名するってことは、相当クセのある映画を作りたいのかな？」と勘繰ったらしい。
どっこい、いざ観てみるとビックリするくらい爽快痛快な喉越しで、大人の夏休み映画にピッタリ。両監督が一貫して提示して来たダイバーシティやフェミニズムがハリウッドで当たり前のものになった今だからこそ描ける落とし所と言うか「男社会だから〇〇に生きなきゃ、女社会だから〇〇にならなきゃ！なんて考えないで、自分の道を歩めばええんやでー！」的な、至極真っ当なのに皆が忘れかけていた割と大きめなゴールに向かうロードムービーだった。
ニッキー・ミナージュ、デュア・リパ、ピンクパンサレス、ハイム等々の爆売れアーティストによるサントラも豪華絢爛で飽き知らず。エンドロールのビリー・アイリッシュで鳥肌がスタンディングオベーション。
ドルビーシネマが推奨されている理由が良く分かりました。てか参りました！
必見！
