けん

バービーのけんのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最近の女性に立場を!系かと思ったらそういうわけでもなかった。マーゴットロビーの背景から考えるとただの「女性蔑視やめよう」映画には見えなかった。
有害な男性性をあそこまでアホらしく感じさせるのは笑いながらも自分の中にいる「ケン」に気付かされた。最後にケンが気付くとき、同時に自分もステレオタイプな理想像に少なからず影響されていたことに気付いた。
とはいえ、「男は有害!」みたいなことを押しつけるでもなく、バービーランドが女性優位社会で男性が弱い立場にいるのは、最近のポリコレ配慮しすぎによる「ポリコレ的弱者」になってきてる男性にも寄り添っている感じがした。
皮肉たっぷりではあったけど笑えたし、画も楽しかった。
セックスエデュケーション視聴者としても嬉しい。
ピンクの服着てる人いっぱいいた。意図せずピンクっぽい服着て行ったから一員感あった。
例の騒動と、隣の観客の視聴態度の悪さ(喋るわ、スマホいじるわ、写真撮るわ、通知で5分に1回画面MAXで光るわ(せめて裏返せ))を除けば大満足でした。
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