ペコ

バービーのペコのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.4
良い意味でも悪い意味でも世界中で話題になっている本作。ラジー賞確実かと思ったらアメリカでは特大ヒット。しかし日本では興行収入ランキング初登場8位という結果に。劇場も空いてましたね。バービー人形で遊んだことがない僕が観た感想を。
バービーの世界と人間の世界。2つの世界を巻き込んだ騒動を描いた本作。マーゴット・ロビー可愛い!お綺麗!ライアン・ゴズリングもケン役を好演してました。歌声も聞けて満足!バービーのピンクな世界も可愛らしかった!まぁポリコレ全開の映画でした。
コメディ全開のストーリーの中にも様々なメッセージが詰まった作品。社会風刺、男尊女卑、男性社会、男女の価値観の違い、固定概念、自分らしさとは何か、普通とは何か。どちらかと言えば、女性に向けた「頑張る女性にエールを!」的なストーリーでした。生きづらい社会、男性が優位な社会、周囲の雰囲気のせいで、我慢してきたバービーが、自分らしさを取り戻す姿はとても素敵でした。ケンも自分の弱さや、欠点に気付いて見つめ直す姿が良かった。男性だから、女性だから、ということじゃなく、自分らしくいられる環境で、自分を輝かせられることの大切さが伝わってきました。
しかし下ネタやアメリカの独特なノリに上手く乗れず…。笑えるシーンが個人的には無かったです。展開は分かりやすいのだけど、なんでもかんでも上手く行き過ぎているし、みんな結局良い人ばかり。最後のオチも…う~んそれで正解なのだろうか。決してつまらなくはなかったけど、観終わった後で何となくスッキリしない気分でした。
スナイダー版「ジャスティスリーグ」を馬鹿にしないで(笑)
ペコ

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