バービーの実写化と聞いて、
全く興味がなかったんですが、
監督がグレタ・ガーウィグと
聞いたら、内容はどうあれ
観に行くべきだと思い
ようやく観れました。
優れた映画作家の中には、
どんな題材を撮らせても
上手い凄い、スピルバーグや
キューブリック、ノーラン
みたい稀有な人もいるが、
作家なら同じ題材の内容を
いろんな角度から撮り続ける
ってのが、正しいのではと
俺は思う。進化ではなく
深化を目指すというか。
彼女もそのタイプで女性と
してこの世をどう生きる
べきか、あるいは女性と
して生きる不条理な苦しみ
を監督作では追求してる
感じが好感持てるよね。
現実世界は正にバービーランド
と正反対で非常に女性が
生きにくいシステムを男が
築き上げていて、またその事は
巧妙に隠してるつもりでも
女性にはバレバレな
浅はかさで。
コメディとして描くことで
さらっと見せてはいるが、
世の中は女性に支配して
もらった方が意味のない
争いとか減るだろうし、
昨今の状況を見るに、
政治家や教師なんかは
全員女性でいいとすら
俺は思うよ。バカな男が
多すぎる。俺も含めてね。
丸っきりアホのケンの
心情にうるっとして
しまったのは許して。
