このレビューはネタバレを含みます
とても面白かったですし、笑ってしまった箇所も結構あります。
ただ“これでいいの??”というハテナがかなり出てしまいました。
自分は男で、女性が恋愛対象です。それ前提で言いますが、極端に二分化された世界観が苦手でした。男性優位社会で、女性は常に苦境で生きている。それが社会の心理と決めつけてくるような設定も演出も理解しがたかったです。。
例えば女性でも男性向けコンテンツが好きな人がいれば、逆もしかりです。それが極端に否定されてしまいます。
そして男がなぜか卑下されているように感じてしまいましたし、“男らしさ”を全否定されたような演出に感じてしまいました。
自分からしたらケンは、素直にバービーが大好きだっただけのように思います。ただそれを拗らせていたのは確かですが、バービー世界の男女優劣が逆転したとたん男がビィランのようになり、好きな女性の前で格好つけたいという男心をギャグにされ、さらにはハニートラップ的に騙され弄ばれ、観ていて結構キツかったです。
今作を観た回は、女性の方が圧倒的に多い回でした。あるシーンで女性の笑い声が起っており、しかしそのシーンは逆に自分は泣きそうになっていました。それが変だとか違和感があるというわけではなく、やはり男女で感じ方がまったく違うのだなという映画体験。
あと単純に子供向けおもちゃのバービーでやるテーマだったのか、、