Sakurita

バービーのSakuritaのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
4.3
グレタ様さすがっす、、という具合のフェミニズム・マスキュリズム論争。時代に合わせて皮肉るのは現代の若手監督がなせる技ですね。子供と見に行ってもどこまで理解できてるんでしょうか...と隣の親子が心配になりました。この広告の打ち出し方と内容の若干のB級フィルム感のギャップw

でもそんな映画がみんなに愛されるとは、いい時代だなと感じました。

ダンスやミュージカルの部分ももちろん手を抜いておらず。演者も楽しそうで本当に。いい気が流れている。笑

私はバービー人形で育った女の子ではなく、日本ではもっと海外思考の、嫌な言い方をすれば裕福なご家庭のおもちゃのイメージが少しあります。(どっちかと言うとシルバニアファミリーを近所の子と共有するかお茶犬とか動物に走って気がする...)
でも、子供のころ遊んでいたおもちゃのモチーフって意外と大人になっても引きずっていると思ってて、その感覚はこの映画にしろToy Storyにしろ思い起こされて。
この映画を見て、なんで自分がそのおもちゃに惹かれていたんだろう..とか、結局大人になった自分はどうだろう、とインナーチャイルドを癒すような作用があると思いました。
(やっぱり私は動物が好きなのかも...)

そこにグレタ様がバービーのモチーフをうまくストーリーとして作用させて意味をここまでしつこくつけたことは、もしかしたらToy Story、Disneyではできなかったことかもしれないと思います。
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