Sakuritaさんの映画レビュー・感想・評価

Sakurita

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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.2

”ドライヤーが死んだ後は映画で奇跡は起こらない”のマックスの言葉。ずっと心に残ってる。と思って検索したらみんなそう言ってる。そうですよね。

マックスが一番”映画”を俯瞰して見ているオタク。
監督はも
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カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

4.2

デレクジャーマンの映画はなかなかオフィシャルに見れないのでまず見れてよかった。

本当のカラヴァジオの性格や、一つ一つの絵ができ上がった物語が本当に映画通りかはわからないが、時制を崩して走馬灯のように
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

3.3

なんでアメリカ節なのかよくわからなかった。
まあそうなるよね、痛いよね、。
よく頑張って撮影しました、、。

右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

3.8

見事な編集の映画でした。良さを言語化する能力がありません。

音のない世界で(1992年製作の映画)

3.8

みんな愛称がついているフランスのろうの方々の世界。私から見たらとても平和に見える。助け合っている様に見えました。
私がもしろうだったら、序盤にインタビューに答えていた補聴器が逆効果だったという少年の様
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アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.7

最初のアダマン号に乗る人たちを遠くから撮影し、どんどんアップになるカット。そうゆうところから、監督の被写体との距離の取り方への配慮を感じました。そのズームの後からは、船の中の人たちが順々に描かれていく>>続きを読む

エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.8

独特の世界観を、長編監督初作品でここまで描けていること自体がすごいと感じました。理解できる・できない、楽しい・楽しくないという問題の作品ではなかったと感じました。

ヨーロッパ(1991年製作の映画)

4.0

デザイン的な美意識を感じられるシーンがたくさんあり、それは撮影された映像そのものだったり、コラージュの様にデザインをされていたり、それがより"たかが映画だ"というメタ映画的な要素を強調していてかっこい>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

4.5

極めてピュアな作品。
ラースフォントリアの現代の作品は気難しくなってきて、見てる私も苦しくなるけど、この作品では彼のピュアな人間に対する挑発的な気持ちがよりダイレクトに感じられると思った。
"ダンサー
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

ベラの様な女性を描いた作品が生まれて大変嬉しく感じました。女性の性に対する冒険を否定も肯定もせずニュートラルに体験と感情を描き、最高の役者たちが演じ、世界観は別の視覚美意識があり、エンターテイメントに>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

マーティンスコセッシってやっぱ面白いw
最初はオズの魔法使い並みのふざけたセットとカラグレと編集。マジで意味わかんないw
エレン・バースティンさんという配役は最高。ヒステリックすぎず、頭が良すぎない頑
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

私が生きている間に、映画が好きな時に、アキカリウスマキ監督作品をタイムリーに拝見できてとっても嬉しいです。
本当はずっとこうやって時代を読みながら映画を作り続けて欲しいです。
貧困と社会情勢と、その時
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Disco Pigs(2001年製作の映画)

4.2

個人的に好きなタイプの映画でした。
キリアンマーフィーの貴重なアイリッシュ丸出しのユース映画が存在していたことが本当に嬉しいです。今はあそこまでの訛りはないし...。そして本当にクレイジー。トラディシ
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

いい映画だな。貧乏と貧困は違うよね。って1番感じるアキカリウスマキの映画です。

意外とアキカリウスマキの映画は貧困側で悲しい事も多くて。貧しい人を描いてる映画の中でも、この映画はあたたかさがあって好
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アス(2019年製作の映画)

4.3

この映画だけは怖すぎて1ヶ月くらいまともに寝られませんでした。

何が怖いのか…第二の自分がマジな敵なこと。+そいつの戦闘能力と目的達成意識が半端ないこと。
ホラーは苦手なのですが、コントロールの効か
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

授業で見させられて逃げ出したかったです。
DVDの特典には第二の終わり方の映像がついてて(あのパトカーが本物の警察で…って流れ)まだ本編のやつでよかったですね、って感じました。

あとは人種差別だ〜な
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

私からレビューすることはあるのかな...と思います。

見て、感じて、それでいい映画です。
主人公の時間軸をなぞって、同情して、本、盆栽、掃除と他人には細かいと感じられることに気を配って、生活の中で出
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.7

この人かげてなければ結構イケメンだよな〜。ニット帽被ればいいのに。表情も演技なのかカッコつけてるのかたまにわからない。
女の子かわいいな、なんとも言えない生活感のある私服がいい感じ。

アキカリウスマ
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

ずっとコイスティネンが悲しそうな顔してる。眉毛の形のせいかな。
それがすっごく気になってた。
あと食器、洗剤で洗って水で流さないで拭き取ってるだけ
...(?)とかそうゆうところを気にしてしまいました
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.1

岡田斗司夫が、「本当にすごいものを見た時は、涙も出ずただ呆然としてしまう。その大きいコンテンツをうすーくスライスして見せて、”感動する”とか”面白い”という感情が感じられる。」って言ってたのですが、こ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

本当にこんなイケてる二人がマイナーな立場になっちゃう世の中テンション下がる。友達だったら確かにめんどくさそう。でもシーモアは意外とイケメン枠。な気がする。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

最強の娯楽映画を作ったアリ・アスター監督が挑戦的な映画を作った瞬間のレビューの低さ。みんな彼の作品が好きでジャパンプレミアに行っただろうに恐ろしい。

インタビューで"俺のGutを3時間楽しんでくれ"
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.3

昔から好きな映画。
でも当時最初に上映されて巷で話題になってた時代は赤ちゃんだったので知らず。
大人になってからデジタルリマスター版を35mmフィルムで映画館で見れました。

自分もフェミニンな部分が
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.2

前作のフレンチ・ディスパッチはもうかなりの大作で見る方も追いつくのに必死なくらいの映画でしたから、今回はこうゆうゆとりのある映画を作って、製作側も見る側もGood Balanceだったのではと思います>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.3

グレタ様さすがっす、、という具合のフェミニズム・マスキュリズム論争。時代に合わせて皮肉るのは現代の若手監督がなせる技ですね。子供と見に行ってもどこまで理解できてるんでしょうか...と隣の親子が心配にな>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

4.3

自慢じゃないのですが、ちょうど2019年ごろにスペインにいたため、夏の素敵な時期に野外上映のイベントがあり、このCerditaの原作のショートフィルムを、イベント主役の長編映画の前座として流れたのを見>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

とても上手にレビューしてくれてる方がいらっしゃってまさにその通りだと思います。

日常を嫌悪に侵食される感覚、それでそもそも日常がいいものなのか分からなくなる、なんとも言葉に表すことのできない感覚を見
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

自分の性がまだどんなものかわからない、自分が何を求めているかわからない、そんな描きづらい状況を美しく描けていると感じました。
青春の映画はたくさんあって、みんな露頭に迷っているけど、やはり"性別を超え
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セールスマン(1969年製作の映画)

3.6

アメリカの街でもその市民性というか、あんなに差があるのですね。
押しかけのセールスも日本だけの話だと思っていました。
なんでもアメリカが最初なのですね。

グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

3.6

私のおばあちゃんの家がゴミ屋敷で、でもおばあちゃんは大好きで猫もたくさんいてよく遊んでたんですよね。っていう強烈な小さい時の記憶があったために、親子どちらにも共感することが多かったのが不思議です。
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インディアナ州モンロヴィア(2018年製作の映画)

3.6

よくあるアメリカの田舎町なのかな...と見てて最初うざく感じるような嫌悪感というか偏見と一緒に見てたのですが。
意外と町民会議などは建設的な事をしっかり話しているようで。宗教的なシーンが台本を読みまく
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.7

どっちかというと全体的にクソワロタwwwww
とずっと内心感じてしまって。
面白いと思います。
真剣なシーンでもちょっとあり得ない感がすごすぎて笑ってしまいそうになる。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.8

個人的な思い出もある映画で、もう一回見る気になかなかなれず。
最近その辺の記憶がさっぱりしてきたので改めてみようかな、と考えています。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

監督が歳をとるごとに物語そのものがカオスだった映画がどんどん個人的な方面に、心の描写や一人称が多くなり、それでも情熱が垣間見えるのがいいです。過去は個人的に大切なものです。過去を過去に終わらせたくない>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.0

恋愛の価値観が全く想像の規模を超えている監督の作品が好きです。
国民性な気もします。
みんなこれくらい大らかに愛を考えて欲しいです。
そんな夫や妻がちょっと浮気したくらいでわーわー叫んで自分がかわいそ
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

4.0

大好きです。
カオスでどの登場人物の心情もどうでもいいのですが全然当の本人たちはどうでも良くないのですよね。
みんな本当にナルシストなくらい自分のことしか考えてないんですが友達のことはちょっと気にかけ
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