"完璧"より大切なもの…
"バービーランド"は、どんな自分にもなれる夢のような場所。そこに暮らすバービーは、ある日突然、体に異変を感じる。バービーは原因を追求するべく、ボーイフレンドのケンと共に人間の世界へとやって来る。そこでバービーは、自分の思い通りにならない経験をする…
ストーリーはこんな感じ。
言わずと知れた、2023年最大のヒット作品。
アメリカでしか流行らなさそうな作風だったので観るのを控えてたんだけど
今年のアカデミー賞最有力という事で観てみることに…
まぁ、思っていたほどよりは良かったかなぁ。予告編のノー天気な感じよりかわね。
前半はそんな感じが強かったんだけど
バービーが人間の世界にやって来た頃からは感じがガラッと変わったかな。
そこに生きる人々(人形？)は年を取ることもなく若さや笑顔が溢れ、毎日が楽しい生活な"バービーランド"
一方、笑顔の人もいれば頭を抱え悩む人もいる"人間の世界"
そこでバービーは、初めて知るんだよね。何もかもが完璧じゃなく、ハッピーでもない世界を…
そこら辺からバービーが変わって行くんだよね。そしてそれはケンにも言える。女性がリーダーシップを取っている世界とは違い、男が引っ張っている世界を体験した彼は、感化され"バービーランド"に帰った後、とんでもない事をしでかす。
でも、それは自己に目覚めたって事でもあったんじゃないかな
人間の世界に行くまでは、自分で考えることもなく、お気楽に生きていたし
まぁ、悪い意味で変わったけど…
最初に思っていたよりは、ちゃんとしっかりした作品だった。
けど、刺さる感じは無かったかなぁ…
