全てが完璧なバービーたちの世界。
素敵な毎日を過ごしていたバービーだったが、ある日自分の身に異変が起きている事に気付く。
その問題を解決するために人間界に行く事にしたバービーとケンだったが、そこは想像していたのとは全然違う世界だった…というお話し。
女性社会のバービー界と、男性社会の人間界はまるで鏡写し。
女性の権利が叫ばれる現代社会と、男性の権利が叫ばれるバービー社会をみていると、性別自体がどうとかではなく結局はお互いの優位性を争っているだけじゃんって見えてきます。
重要なのは自分らしく生きるって事だと思うのですが、その自分らしくってのがとても曖昧で見つけづらいから人は性別や国籍、人種なんかにアイデンティティを求めすがってしまうのかもしれません。
もしかしたらそれは人間の弱さの表れなのかも。
目指すべきは「男女が平等である」という事よりもその先にある、性別なんて関係なく自分が自分らしく生き、人生を選択出来る社会なんじゃないかと思います。
男だから女だからと他人や社会に在り方を既定されるなんてまっぴらごめんです。
バービーは女らしさの象徴なんかじゃない、自分らしさの象徴なんだと思います。