老人のフランク･シーラー(ロバート･デ・ニーロ)は、少し年下の妻を車に乗せ、ボスであるラッセル・ブファリーノ(ジョー･ペシ)とその妻を迎えに行く。デトロイトで行われる友人の結婚式に向かうようだ。
突然、映像が切り替わり、フランクの回想が始まる。
若かりし頃、トラック運転手として、レストランへ牛肉を運んでいた彼は、更なる儲けを得るため、ゴロツキへ肉を横流しすることになるが…。
マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロの24年振りにタッグを組んだ本作。
アメリカの裏社会を生きた男達の物語。3時間30分という超大作であったが、後半の展開には目が離せなかった。
個人的にはアル・パチーノ演じるホッファの傍若無人ぶりが面白く、その周りでおろおろするロバート・デ・ニーロが可愛かった。
最後のシーン。誰かのために身を粉にして働いていた男の哀愁がたまらなく悲しかった。
