KIYOKO

アイリッシュマンのKIYOKOのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.6
まずスマホで見るべきものでは無かった。
三時間半という長尺がどこかでぶつ切りになってしまい、いまいち意味のつながりが把握しきれなかった。

この作品はやはり映画館で、つまり映像に集中できる環境で自分を縛り付けて見るべきだと思った。

サブスク全盛で、サブスクの金で、サブスクに向かない映画を作るこのロック魂、、さすがです。テーマパークっぽい映像が持てはやされる今だからこそ、映画の映画たる部分を見せつけられた感じがした。

もっと集中してみればレビューは変わるだろうが、あえて現時点でのレビューを書いておこう。


日本人には馴染みのない人物や言葉が出てくるので、前知識を入れたから見た方が良いかもしれない。

人物関係が複雑で、大まかに三つの時間軸に分かれて、それが絡まっていく構成も個人的には複雑だった。

「ギャングオブニューヨーク」もそうだがアメリカの歴史を知っとくとより深く作品が楽しめるタイプのものだろう。

複雑さゆえに全体を掴みきれず、自分がわからないところでさらに深い闇が動いてる感じを終始感じざるを得なかったのだが、逆にそれが映画の中の出来事とリンクしてるような感じがして面白かった。

それと、最初から字幕で見てしまったことが複雑さに拍車をかけたかもしれない。
吹き替えで内容を大まかに把握した上で、二度目に字幕でみればよかったのか。

まぁ、もう一度みなければ
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