ねむい

ノクターナル・アニマルズのねむいのネタバレレビュー・内容・結末

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一体何が始まった?て頭の中に疑問符が沢山浮かぶような目を離せない強烈なオープニング映像で一気に作品の世界に入り込める。
さすがトムフォード監督作品ってだけあって色彩が綺麗。でも仕事部屋の壁紙が赤いのは集中力途切れそう〜
ラストの意味するものが元夫による復讐なのか、愛情はあったけど待ち合わせ場所に行けない理由があった(自殺、事故とか)のか解釈が分かれるところだけれど、中盤で出てきた復讐って絵画を伏線として結末を決めつけるのはあまりにも安易でミスリードな気がする……

他の方の考察で、夜の獣に出てくるトニーはエドワード自身ではなくてスーザンを投影したもの(人の意見に左右されて主体性的に生きられないところ)でスーザンに自分を殺さずに抵抗して生きろって気づきを与えたかったけれど意図することは伝わらずに失望したから待ち合わせ場所に行かなかったってものがあって、個人的にすごく腑に落ちた。

エドワードにはスーザンに対する恋愛感情はもうないけど、芸術家として、1人の人間として向き合ってスーザン自身の価値を気づかせたい、挑戦することを諦めないでほしいって気持ちだったのかな
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