エイミー・アダムス演じる主人公スーザンは、ブルジョワで経済的にも成功しているが、空虚な結婚生活を送っている。そこへジェイク・ギレンホール演じる元夫エドワードが書いた「夜行性の獣」という暴力的な小説の原稿が送られてくる。
構成は、現在、過去、小説の3つのストーリーが絡み合いながら展開してゆく。小説は読み手であるスーザンの頭の中の映像として描かれている。
ポイントは、エドワードがスーザンに小説を送った意図である。REVENGEに加え、見る人により様々な解釈ができるラストシーンは鑑賞後も考えさせられる。
全てのシーンがアート作品の様で、とても洗練されています。さすがは、ファッション・デザイナーであるトム・フォード監督。冒頭シーンは迫力満点です。