よくよく考えるとアメリカってWW2以降ほとんどの戦争に勝ってない。
朝鮮、ベトナム、レバノン、イラク、ソマリア、シリア、イエメン。そして対中国、北朝鮮外交。
パクスアメリカーナは崩壊寸前だ。今力を持っている国と言うだけで日本人は無条件にアメリカをよくいう人も多いけど、実際多くの問題を抱えている。賢くそうした事に気付いて海外に答えを求めたマイケルムーアはこの映画を撮った。アジア、欧州、アフリカ、中東と世界中旅して回って思ったことはアメリカは敵を作りすぎだ。金持ってるからチヤホヤされてても心の中じゃ嫌ってる人が本当に多い。意外な事に欧州も結構アメリカ嫌いがいる。
もちろんアメリカにも良い部分はあるが、自分たちの価値観を押し付けるだけではなく世界から謙虚に学ばなければならない。
しかしこの映画は多分に誇張してる部分もあるので真に受けるのも考えもの。しかしここに提示されていることは興味深く自国の制度について考えさせられるものが多いのも事実。各々自戒すべし。
最後にノルウェーに生まれなくてよかった。俺には合わない。口では偉そうにしてるスカンジナビアも実情は結構違くてハンガリー人やムスリムの知り合いなんかはかなり差別された。歴史的にスカンジナビアってスウェーデン以外パッとしないのに謎のプライドを持っている。
