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マイケル・ムーアの世界侵略のススメのyunのレビュー・感想・評価

3.2
アメリカにもいいところはたくさんあるのに、どうしてこうなっちゃってるんだっけ?というのを気付かせてくれるドキュメンタリー。チュニジアの女性のコメントが一番グッときました。アメリカ人は他の文化に興味をもたない驕りがある、これは事実だと思う。

フランスの給食が見ていて幸せな気持ちになった。一番貧困の地域でもきちんとしたフランス料理をお昼は食べる。そういう地域では子供たちにとって給食が唯一のバランスの取れた食事であることも多いので、学校が食事についてしっかり考えているのは親にとっても有難いですよね。
あとフィンランドの公立校のレベルに差がないという話。アメリカでは住むエリアで貧富の差が分かれるので、公立校の生徒のレベルは二極化してしまうことが多い(都市部)。アメリカで公立校のレベルの差を無くすのは難しそうだなぁと見ていて思った。

最初のイタリアの会話はちょっとアメリカが悪く誇張されている。アメリカの大企業では有給は無期限(上限なし)というのも良くある。ただそれが国の法律では定められておらず会社によるので、(国が定めている有給は)0日ですよという伝え方をしていたわけですが。産休も同じで勿論普通の会社はあります。個人的には、国の経済が終わってるのに何故イタリア人の彼らは笑ってバケーション日数を自慢していられるんだろうか...いや..だからこういうことになるのか...?という気持ちになってしまった。

ドイツの"work is work"のカルチャー大好きです。仕事は仕事。休みは休み。
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