きぬきぬ

パリ、恋人たちの影のきぬきぬのレビュー・感想・評価

パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)
3.4
わーい、ヒロインがクロチルド・クローだった!

愛し合い最適な夫婦であるはずが、本当に魔が差したとしか言えない浮気から出来た溝を深めて行ってしまう、男のエゴと猜疑心を愚かに感じるのが強いけど解らなくもない、しかもそれをあまりにも率直にシンプルにまとめ上げていて、あれ、これ、監督、ガレルだよね?と思ったくらい。
愛する大切な人がいるなら、魔の誘惑に負けないようにしましょ、と教訓(笑)なのかも。皮肉だけどラッキーなきっかけはあるけれど、あまりにあっさりしていて、ちょっと驚いた ←おいおい(苦笑)
酷いのだけど、妻に対しての所業は、愛があるからと思えるけど、やっぱり身勝手な男なんだなあ。 妻としては、やはり愛されてるから、とはいえそれで良いのか。ほんと、この夫、困る(苦笑)
持続する愛の共犯関係さ、というか。

撮影がレナート・ベルタだから、やけに美しい場面があるなあ。
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