パリ、恋人たちの影の作品情報・感想・評価

パリ、恋人たちの影2015年製作の映画)

L'ombre des femmes/In the Shadow of Women

上映日:2017年01月21日

製作国:

上映時間:73分

3.6

あらすじ

ピエールとマノンは公私ともに良きパートナー。マノンは、低予算のドキュメンタリー映画を制作する夫ピエールの才能を信じ、取るに足らない仕事をして支えている。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修員のエリザベットと出会い、愛人にする。しかし、愛しているのは、エリザベットの身体だけ。自分を信じ、裏切ることのない妻マノンと別れるつもりはない。ピエールは罪悪感もないままに、2人と関係を続…

ピエールとマノンは公私ともに良きパートナー。マノンは、低予算のドキュメンタリー映画を制作する夫ピエールの才能を信じ、取るに足らない仕事をして支えている。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修員のエリザベットと出会い、愛人にする。しかし、愛しているのは、エリザベットの身体だけ。自分を信じ、裏切ることのない妻マノンと別れるつもりはない。ピエールは罪悪感もないままに、2人と関係を続けることにした。あるときエリザベットはピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃し、ピエールに告げる―。

「パリ、恋人たちの影」に投稿された感想・評価

2MO

2MOの感想・評価

3.6
息をするように愛を語る男の言葉に浸ってばかりいるようでは、至上の愛に辿り着くことはできない、そりゃそうだ。
語られないことや嘘に見出される真実の方が、より雄弁に愛の表と裏を物語る。

ドキュメンタルな愛の記憶にフィクションが介入し、感情と思考、男と女、それぞれ2つの視点でもって再編集されるある愛の風景。
愛の光と影、美しさと狡さが明瞭なモノクロームに投影される。
yuka

yukaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画に続きがあるのなら、ハッピーエンドなんかじゃないのかもしれない
jaja

jajaの感想・評価

-
さて、元の鞘に収まった二人だが、この後の二人はどうなるだろうか。多分、同じことを繰り返すのだと思う。特に、ピエールの方が。▼自分は浮気を続けながら、妻の不倫を責めたこの男は信用するに当たらない。こういう男は何回だって同じことをして、いつだって「こうさせた君が悪い」と言うのだ。それでいて、自分は妻の不倫をいつまでも根に持っていて、何かあるたびに責め続けるのだ。▼だから悪いことは言わないよ、マノン。さっさと別れて他の男を探しなよ。って、彼女が私の娘なら、そう言うのになあ。
水の街

水の街の感想・評価

4.2
凪のような至上の愛とは本物なのか、それともただの退屈か。互いを求めぬ二人にあるのは、必然のように突然の別れ。進まぬ時間の止まった針に、男は女に支えて欲しく、女は男を支えたくなる。そんなことも分かっていたけど、卑劣な男の身勝手さが、もう終わっている私を沈める。近年撮ったなんて思えない、完璧なクラシカル。
ユタ

ユタの感想・評価

3.5
かなり前に見てたので、忘れてる部分もありますが…

不倫の話なんだけど、不思議な上品さもあり、趣きもありで素敵な映画でした。
個人的にも人生の節目の時期なので、
勉強させていただきました…

楽しめたけど、正直この映画の素晴らしさを完璧に理解できてるか自信ないです…
ubik

ubikの感想・評価

-
ふたりで台車を押すシーンが素晴らしい。ただ台車おしてるだけなのに、この二人は浮気すると確信する。
鏡に移るシーンがいい。
ふたりが椅子に座って喋るシーンはふたりともカメラを向かせる。恋人が同じ方向をむくことは不吉?
通りに響く喘ぎ声を最後に反復する。
ベットの横のライトがいい。
ゴダール映画のような古き良きフランス映画を観た気分でとても良かった
柴

柴の感想・評価

3.0
夫婦がお互いとも不倫しているシンプルなストーリーだけど、
ドロドロしてなくて
お洒落さ漂うのは、モノクロだからなのか?フランスからなのか?

旦那さんがどうも勝手すぎて好きになれない。

不倫、ダメ絶対
mii

miiの感想・評価

1.5
白黒の映画っていつぶりに観たんだろう
フランス映画っぽい感じ
ペイン

ペインの感想・評価

4.3
“フランス映画お得意の男女問題”

グザヴィエ・ドランやウディ・アレン、ヌーヴェルヴァーグ作品のどれかが好きな人はかなり好きなタイプの作品になると思います。

あのジャン=リュック・ゴダールに“彼は息をするように映画を撮る”と言わしめたフィリップ・ガレル監督の最新作。

特に今述べたゴダールからの影響は色濃くて『勝手にしやがれ』と同じ様なショットがあったり。

また、こういう題材の話はウディ・アレンが撮るとコメディ的になるのですが、このフィリップ・ガレルが撮ると非常に文学的で絵画的な作品に仕上がります。

最近の作品だと白黒ということもあり『フランシス・ハ』なんかにも似てるかな。あれはコメディでしたが。

とても淡々としたスローな映画ですが、とても人の心の機微が丁寧に描かれていてまさに“映画が息をしている”ようです。

後味もかなり良くて、ちゃんと心の処方箋になるようなとても温かい作品です。是非。
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