ねこのみかた

メキシコ・オブ・デスのねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

メキシコ・オブ・デス(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごい!めちゃくちゃ面白かった!

全体的にレベル高い。
ストーリーも面白いけど雰囲気がいいしグロいんだけど美しさも感じるという不思議な作品が多かった。
芸術的センスがすごくある。
これはメキシコならではなのかな?
アメリカのホラーとはひと味もふた味も違う。
感性が違うんだろうな。

一話目の「生贄の祭壇」はそれほど面白くなかったけど、でもあれが始まった瞬間この映画はすごくちゃんとしたやつだな…って思った。
いわゆるB級クソ映画ではない雰囲気を感じたわ。

二話目の「ハラル・デ・ベリオ」はストーリー的にはなんのこっちゃだったけど、廃墟の雰囲気はいいし、映像がすごく美しくてよかった。

三話目の「排出」もあまり意味わからんかったけど、女の子が綺麗だったし、なんとなく不気味で怖かったので嫌いじゃない。

四話目の「ささいなもの」はめっちゃ笑った。
さすがはダークレインの監督だわ、一筋縄ではいかない。
精霊とか言ってたけどどう見てもバケモノがめちゃくちゃ気持ち悪かった。
ラストは怖かったけど。

五話目の「重要なのは中味」は面白かったけど一番悪趣味だったかな。
おばはんもギャーギャーうるさかったし、子どもがターゲットになるのは気が滅入る。

六話目の「人形」は面白かった。
太っちょマッドマンがただ切り刻むだけの話なら、まぁグロかったね〜で終わるんだけど、最後観光客がやってくるシーンでゾッとしたわ。

七話目の「7回の7倍までも」はすごく好き。
何度も生き返らせて何度も復讐する。
この発想ってすごいと思うんだけど…こういうの今まで観た記憶がない。
ちょっと切なくてほんとよかった。

最後の「死者の日」はスカッとする良作だった。
男どもにイライラしてたからザマァ!ってなった。

いや〜なんかほんと、こんなに面白いなんて予想だにしてなかったからすごく得した気分。