もちろん爆笑するところなんてどこもないけれど、ホノボノと観るのには悪くはない小品かも。

小品というにはオープニングの街の群衆&セット、インディ・ジョーンズばりに筏で急流下り&滝落としなど意外に金もかかっていた。

一番面白かったギャグは「そんなことされちゃあ真昼の暗黒だ〜」。これにはクスッとしてしまった。

寅次郎晩年の作品。カラー、東宝スコープ作品。金語楼、柳沢真一、南道郎の三人は、旅先で黄門を名乗るとみんなが信じるのでゴキゲン。ところがホンモノに出会ってしまう。ホンモノは徳川無声、佐藤允、夏木陽介。ほかに、アチャコ、トニー谷、由利徹、若水ヤエ子など喜劇陣総出演の感あり。
蒲田宝塚にて。寅次郎3本建て。

浅草名画座。ニセ黄門が二組。