たろさ

大いなる陰謀のたろさのレビュー・感想・評価

大いなる陰謀(2007年製作の映画)
3.5
アフガニスタン紛争を教師、学生、政治家、記者、現場の兵士の視点から描く。


問題提起をして現実を見せる。明快な解決方法は特にない。それがよかった。
会話、議論シーンが非常に多い。


教授と生徒、議員と記者。日本だと上下関係があって目上の人や年上の人に率直な意見を言えないが、アメリカだと対等の関係で対等に話をしているのがいい。
人間と言うのは他人から意見を言われないとわからないものだ。年を取ると、新しい考えに触れる機会が少なくなり誰からも反論されないので自分だけが正しいと思い込んでしまう。老害は儒教的な考え、日本の文化的背景が関係していると思う。
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