インド映画は大味で苦手だけど、これは好き。天災を与えた神を訴えるって何を言ってるんだこのおやっさんは...って思ったら気づいたらおやっさんを心から応援してるし、ラストの法廷のシーンでは危うく涙するところだった。これは神への挑戦じゃなくてインドの社会と伝統への挑戦なんだと思う。そして、単なる反宗教に終わらず、「神とはなにか?」「信仰とはなにか?」という問題についても考えさせてくれる。
再鑑賞。改めて奥が深い映画だなと思った。宗教の本質を言い当てていると思う。本当なら裁判が終わった時点でめでたしめでたしなんだけど、その後のもう一山が素晴らしい。