はいぶりっじ

ハッピーエンドの選び方のはいぶりっじのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレなし)テーマは「安楽死」となかなかheavyだ。
だが、ストーリーとしてはif自分の家族がそうなったらなどと深く考えさせられる。
そのheavyなテーマの中に時々はさむBlack・jokeが息抜きにもなりいいspiceにもなっている。
夫婦愛についても深く思わされる。妻の思いと夫の思い。両者の思いやる者の同士の気持ちがとても泣ける。
とても純粋で心にしみる映画だった。


ネタバレあり)
主人公の友人はある病気にかかり、病気のベットで寝たきりの生活を送っていた。
ある日主人公が友人のお見舞いにいくと。「殺してくれ」と頼まれる。最初は困惑する主人公だが、友人の妻にも頼まれ。それが友人の幸せだと考え、友人を安楽死させる計画を立てる。
その計画に参加するのは主人公と主人公の妻、友人の妻と麻酔薬を使える元獣医の男、隠蔽するために元警官の男を集める。
余談になるがこの元獣医の男と元警官の男は付き合っているが元警官は女性と結婚しているという複雑な関係がある。
主人公は発明が得意で、その延長線上として安楽死装置を作る。
ボタンを押すだけで死ぬ事ができるのだ。
言い方が悪くなるが友人の安楽死は見事成功する。
だが、この極秘で行われた安楽死がある人物に見つかることにより、色々な人物に使うことになる。
その安楽死装置を金儲けに使う元警官に対する主人公の葛藤などがまた面白い。
最後には主人公の妻が認知症にかかってしまう。
認知症はどんどん酷くなっていく。
主人公の妻は安楽死を望み、主人公には相談せず、それ以外のメンバーに相談し話を進めてしまっていた。
だが、ある日その事が主人公にばれ主人公とその妻は喧嘩になりお互いの意見をさらけ出す。
妻の頑なな意見を聞いた主人公は最終的には妻を安楽死させることを決意し、妻を安楽死さける。
その後の事は描かれていず、妻が安楽死するところで映画は終わってしまう。
この映画が言いたいのは自分だけが幸せに死んでも残された者は決して幸せではないのだということだと思う。
主人公はおそらくそれをわかったうえで妻の安楽死を受け入れている。そこにこの映画の全てが詰まっているのではないかと思う。
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