スタジオコロリド製作の企業CM。スポンサーはYKKということでファスナーを用いた物語。
ジブリの遺伝子も継いでいるスタジオなので暖かみあるタッチが正に企業ウケしそう。安心して見れる絵柄だ。
近未来風な世界観の日本で、おばあさんの車椅子などのバジェットが今よりちょっとハイテクな感じ。
ヨージと兄弟のケイの兄妹はファスナーを自由に駆使して町のトラブルを解決する小さなヒーロー。
実の親が居ないため授業参観に悩むが、育ての親のおばあさんアンナに来てもらう。その道すがら車椅子が故障して暴走。二人の救出が始まる。
現代日本のようではあるが、市民に白人・黒人と人種が多様に住んでいる。インターナショナルな都市なんだね。企業CMとしてYKKが世界的に広告展開したい意図も伝わる。
また坂の多い町というのもポイント。ちょっとサンフランシスコみたい。
アニメの坂のイメージといえば、“耳をすませば”が思い出されるし、また坂を転げ落ちるトラブルは“時をかける少女”や監督の“フミコの告白”なども思い浮かべる。
今作が好評だったようで、第二・三弾も公開中。
こういうアプローチで企業がどんどん投資して、アニメ業界の活性化につながると良いなぁ。
