再鑑賞で気づいたのは会話の秀逸さ。
「40秒で支度しな!」とか、「人がゴミのようだ」など、有名どころはさることながら、パズーとポム爺さんの噛み合わないようで成立している会話の妙に感心した。
こういう引き算が、ストーリーのテンポのよさを生み出していると思う。
最近のメディアは(特に漫画方面で強く感じるが)冗長、説明過多なように思う。
そうしたものに触れ続けていると、もちろん要所要所で感動もするが、お腹いっぱいになって疲れてしまう。
ラピュタには行間から読み取れるものが溢れているから、この長さで何度も観れて何度も満足できる。
引き算や余白・余韻の美って大事だと痛感。