さあや

20センチュリー・ウーマンのさあやのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5
音楽や写真の入れ方がとても刺さった。
こういう当時の音楽に触れられる映画って本当に楽しい、現在進行形で生きるだけじゃなくて、過去のファッションやカルチャー、音楽と交わることでどの時代にも生きることができるのってすごく贅沢なことだと思う。しばらくは70'sのパンクを聴き漁ると思います。
というかこの時のエルファニングがどタイプすぎる、透明感あり過ぎてみえなくなっちゃうんじゃないの...
お母さんのフォルクスワーゲンも超かわいい(めちゃくちゃ落書きされてたけど)

人物がみんな人間っぽいな〜という印象、人間なんだから当たり前なんだけど。一人ひとりの細かい生い立ちとか人間らしさをしっかりめに描けてる作品って結構少ない気がする、そこも引き込まれた原因かなあ

生まれた時代が違ければ育ってきた環境も思想も流行りも違う訳で、お互いに理解できない部分があるのは当たり前で、なかなか埋まらない溝の切なさもあるけど、だからこそお互いを理解しようと歩み寄ろうとし続けることが大事だね家族なら尚更ね。今まで共有してこなかった音楽で一緒に踊るシーンが素敵だった。
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