このレビューはネタバレを含みます
破天荒な女性3人に振り回される心優しいジェイミー少年。
ひとり親、しかも母と年頃の息子という難しい関係に悩む主人公は、周りの助けを借りつつ、やや度を越したお節介でジェイミーの成長を手助けする。
母は自分のようになってほしくない→ジェイミーは母が自分の面倒を見るのが嫌になったのではと言い合う2人。
そこで初めてお互いの思いがすれ違っていたことに気づく。
終盤のジェイミーの「僕はお母さんがいれば大丈夫だ」に涙が止まらなかった。
親は時に子どもの気持ちがわからなくなる。良かれと思ってやったことが伝わらず、自分には役不足と感じて透明人間のような気持ちにもなる。親の前では見せない子どもの表情を知りたくなる。
完璧なんてないし思い通りになんていかない。それが人生だから。
そう、これが20世紀を生きた私の物語。