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20センチュリー・ウーマンのmのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
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自分の理解の範囲を超えたことを理解しようとするのは本当に難しいが、なんとかわかろうと努力する姿は美しいと思った。
"伝わらない"と感じてしまうその瞬間はとても絶望的だけれど、人はそんなに簡単にわかり合えないし、わからなくてもいいのかもしれない。知りたい、理解したいと思う事が、寄り添っていく事が、理解した気になることよりもっと大事なことなのかもしれない。

ちょっと大人びすぎているような少年ジェイミーが少し怖かったりした。
エルファニングってこんなに煙草が似合うんですね。物憂げな気だるげな感じ、レイニーデイインニューヨークとは全然違って振れ幅すごかった。
グレタ・ガークィグの芝居もすごい。

誰かといても一人だ、と感じることは簡単なのに、一人ではないと感じることは難しい。
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