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20センチュリー・ウーマンのkatomitsuhoのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.2
時代があって親があってみんなそれぞれ違う人生がある、わかり合えない部分や好みが別れるのは仕方ない。だって生きてきた人生触れてきたものや人が違うんだもの。それを理解しようと寄り添おうとし、反発もし、自分を貫く人もいて、人間臭くてとても素敵な人物たちばかり。

セリフがとにかく良すぎて好きすぎて終始ニヤニヤしてしまう。リアリティがあってぐさりときて思わず笑ってしまうような言葉たちがたくさん。人間像がリアルすぎるよ…みんなひた隠して生きてるからお互いは知らない(日本人は特にかな)だけで、どこにでもありふれてる人間たちのもつれ合いの物語。

自分のことを話すって自分語りみたいで恥ずかしいしうざいと思うから出来ないけど、案外話して貰った方は心を開いてくれたみたいで嬉しいもんだよなぁと。話してくれたという事実がその人のことをもっと好きになる。そんな関係を築いていく登場人物が羨ましいなと思った。5人がみんな魅力的だなぁと思えたのは、それぞれの人となりがしっかりと描かれてる作品だからだろうな。

そして息子が欲しくなるわぁ〜この映画。
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