こば

20センチュリー・ウーマンのこばのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.5
乙女心あるある;ずーっと仲良くしたいからこそ、大切だからこそセックスしたくない。


高齢出産したシングルマザーが同居人達、息子の幼なじみと共に息子との関係を立て直す。教育方針も登場人物もかなり風変わり。

周りの影響もあってか、ジェイミーは女性にとても理解ある少年に。こんな男子現実でも存在したらねぇ…(ぜってーいない、うん)。

そして、ジュリーの超共感できる名言が印象的。ずーっと仲良くしたいからこそ、大切だからこそセックスしたくない人っているんだよ。。エルちゃんのかわいいお顔と大胆発言と行動とのギャップがまたかわいい。

舞台設定の年代にも盛んだったフェミニズムもテーマに。ちょうど今の流行りにもマッチし、ビジネス的にもハマった作品でしょう。

人生は常に学び、変化していくもの。
今がどんなに楽しくてもそれが永遠には続かない。

登場人物は賑やかで楽しい映画でもあるけど、最後にはなんだか寂しさとも似た不思議な感情が込み上げてきた。
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