さっぱり冴えない月曜日。映画でも見ようと今宵は「20センチュリー・ウーマン」を。気分が上がらない自分にぴったりな選択だったかも。
センスのいい映画だなぁ。息子たちが音楽を聴いてタバコをくわえたママはぼんやりと思う。無意味な戦争、いい家、退屈。1979年のサンタバーバラ。シングルマザーのドロシアは、ジェイミーを育てることに悩んでいた。
ルームシェアで暮らす写真家のアビーと、ジェイミーの友達以上恋人未満のジュリーに、ビーチサイドで相談する。この混沌とした時代に生きるのは難しいから、ジェイミーを助けてやってとお願いする。
いい人間てなんだ。
一本道を走るスケボーのシーン、とてもよい。アビーの検査結果について行ったり、ジュリーと妊娠検査薬で調べて見たりして、少しずつ女性の繊細さや柔らかさ悲しさに触れて学んでいく思春期。15歳のジェイミーは女の子からたくさん学んで成長してく。
アビーかわいいなぁ。地球に落ちてきた男、見たい!アビーが髪の毛を赤く染めるきっかけの映画。母親のDESの服用のせいで子宮に影響があった。ジュリーはママとうまくいってなくて、毎日ジェイミーのベッドで眠る。大切だから一線は超えない。
この夏、ジェイミーは少しの冒険とありふれた日常を混ぜたみたいな毎日の中で大人の階段をのぼってく。
人生は予想もつかないところへたどり着くものなのかもしれない。混沌とした今日に見れてよかった。映画ってタイミングがあるなぁ。