おのでら

20センチュリー・ウーマンのおのでらのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
5.0
2019年13本目。監督のマイク・ミルズはCM監督上がりみたい。だからか、切り取りたい1枚絵がたくさんある映画だった。ドロシアとジェイミーが株価チェックをしているところを正面から捉えた時の1枚絵が特に素敵。ティファニーブルーと白のチェック柄の床に、同じくティファニーブルーのキッチン、パステルイエローの食器棚が可愛くて、ポップでマットな空気がずっと流れている映画だった。サンタバーバラ行きたくなった。
そしてなにより、ものすごくものすごく、感情の機微をとらえた映画で、ドロシア、ジュリー、アビーそれぞれの影響を色濃く受けながらジェイミーが育っていく様子が素敵でした。と言いつつ、あまりに良い映画すぎて1回で内容を全部飲み込めなかったので、もう1回観ないと。機微に気づけない。
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