色々とネットサーフィンしていて、動画サイトで、新旧アベンジャーズの比較みたいな「何ちゃって動画」が面白かったので観ていたら、昔のアイアンマンとして紹介されている映像が、どこからどう見てもアイアンマンじゃなくて、というかアイアンマンがそんな昔に実写化されていたなんて無かったと思うしなあ・・・と思っていたら、「あれ!?これって、ひょっとして、かなり昔にTVK(テレビ神奈川)か何かで放送されていた映画に出てきたやつじゃん!?」と、蘇った記憶。

そう、やつこそは、忘れ去られたヒーロー!
EXO-MAN(原題)!
邦題だと、「改造人間の復讐」!
その雄姿は、まさしくザ・70年代のセンスが炸裂した、なんともレトロ・フューチャーで素敵なデザイン!

本作は、こいつがヒーロー役のアメリカの古いテレビ映画です。
推測ですが、何となく新しいヒーロードラマを作ろうと、パイロット版として製作された感じですかね。
ネットで探しても続きが見つからないので、多分パイロット版で終わってしまったんでしょう。賢明です。
だって、壊滅的に下らないもの!完璧なるゴミクズっぷりです!
それでも、何故か脳裏に焼き付いて離れない。
仕方ないじゃない!こんなのでも、子供の頃は、とてつもなく格好良く見えたんだもの!

内容ですが、ギャングによって歩けない身体にされてしまった天才科学者が、復讐のために開発した強化スーツを装着、壮絶なリベンジを果たす・・・という、誰でも思いつくようなお話です。

格好はアレですが、意外と強いんですよ、EXO-MAN!
銃弾は跳ね返すし、車と衝突しても微動だにしません!
分厚いコンクリートの壁も易々とぶち破る超パワー!
下半身不随でも歩けるようになる、ノーベル賞ものの発明でもあります。
恐ろしく頑丈なんですが、どうしようもない弱点もあるんです。
まず、最初の出動時、途中でぶっ壊れてしまって動けなくなってしまいます。スーツを脱げないで窒息死しそうになる主人公!
それを助けるのは、偶然通りかかった少年です!
瀕死のところを少年に助けられるヒーロー!
涙なしにはみられない名場面じゃありませんか!

そして、最大の弱点が、とにかく動きが鈍いということです!
走るなんてもっての他、全ての動作がとてつもなくスロー!
こんなのが相手なら、ギャングも応戦したりせずに逃げればOKなのに、どうしたことか生真面目に待ち伏せしたり、行き止まりで隠れていたりするものだから酷い目にあわされちゃうんです。思わず、「とにかく走って逃げればいいじゃないか!逃げろ!」と、ギャングを応援してしまう始末ですよ。

個人的に、もっともよく憶えていたのがスーツの装着シークエンスですね。ものすごく印象深かったんです。
主人公の車が移動基地みたいになっていて、装着マシーンが後部に搭載されています。
まず、主人公がベッドみたいなところに仰向けに寝転びます。
スイッチを押すと、ベッドを覆う蓋が下がってきて閉まるんですね。そして蓋が開くと、スーツが装着されているというわけです。
何のこっちゃ分からないという方は、たい焼きを作るのを想像してみてください。
たい焼きの皮がスーツで、餡子が主人公だと思えば正解です。
子供の頃、「たい焼きと同じだ!」と、妙に興奮したのを憶えています。

30年以上の時を経て、世界的人気のアイアンマンと同じ土俵で比較されるなんて、最高にクールだぜ、EXO-MAN!


テレビ放送、youtubeにて

動きが遅いくせに結構無敵なヒーロー 、あんまし覚えてないけどつまんなかった記憶、あとこの映画と似たような超次元ソニックマン観ようとしたけどつまんなすぎて途中でみるのやめた。

面白かった。
ビデオに録画してたけど、テープどっかいって観られない。
DVD出てほしい
切に願う。