「うわぁぁぁぁ」
って今思い返すと恥ずかしい、青春時代の思い出は誰しも必ずある。
でもそれは今再現しようとしても、考えすぎてしまって、自分で自分にストップをかけてしまって、できない。
村上春樹が『傷つかなくなることについて』というエッセイを書いていて、そこにこうある。
"精神的に傷つきやすいのは、若い人々によく見られるひとつの傾向であるだけではなくて、それは彼らに与えられたひとつの固有の権利でもあるのだと。"
今青春時代真っ只中の若者は『レディバード』を鑑賞して共感するのだろうし、私のようなもういい加減オトナだろと言われる年齢の人間は『レディバード』を鑑賞して在りし日を思い出し少し元気になってまたオトナの世界に戻っていくのだろう。