トランスマスター

レディ・バードのトランスマスターのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
5.0
♯81 お金は人生の成績表じゃない

舞台は、2003年の西海岸カリフォルニア州の州都サクラメント。
主人公は自称レディ・バード。東海岸のNYの大学に進学志望のカソリック系高校に通う17歳のJK。
父親は失業、母親は医師、兄はアジア系、兄の彼女も居候。
親友はぽっちゃりJKジュリー。
母親との確執や、地元愛、都会への憧れ、恋愛やHに対する興味など等身大の高校生活を淡々と鑑賞する映画です。

◆良い点/注目ポイント
・イケメン男子は、金持ちの息子でマッチョなアメフトのクォーターバック。キラキラ女子はチアリーダーの集団という固定観念は、古いという事に気付かされました。
米国にも草食系男子が居ます。
・ジュリー役のビーニー・フェルドスタインのホルスタインのようなスタイルに惚れました。

◆改善点
・タイトルのレディ・バードは、てんとう虫と繋がる伏線を期待していましたが特に意味はなし。
・彼氏のアップグレードは、仕方ないとして親友のアップグレードは悲しい。

◆総括
・A24の映画なのにそれほどトンガっている訳でもなく起伏の少ないストーリーなのに好きか嫌いの二択なら間違いなく好きです。大学進学や就職等で上京した方は、より共感できると思います。

-2022年81本目-