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レディ・バードのne22coのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.5
2018年 劇場鑑賞39

スクリーンの中の若者達に、大人達に、あの頃の自分に、今の自分に、愛おしさが溢れ出し過ぎて、どうにかなってしまいそうな程悶えた。

若い頃、何かをこじらせていた人であればある程、強く共感し、胸にぐっと来るものがある作品だと思う。

はじめに映し出される風景と最後に映し出される風景。カリフォルニア、サクラメント(そして頭の中に映し出される自分が生まれ育った故郷)。90分間で見え方がこんなにも変わるものだろうか。
そしてこの作品の素晴らしいところは、変わる前も変わった後もどちらもキラキラして、美しく、宝物みたいだと感じられる事。

グレタカーウィグにはもっともっと私的で詩的でこじらせた作品をいっぱい生み出して欲しいなぁとおもいます。でも女優として変化していく彼女ももっともっとずっと観ていきたい。大好き!!!!!(大声で)
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