ちむ

レディ・バードのちむのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

いやー結構良かった。
アメリカの学校の文化とかも分かっていたらもっと楽しめただろうな。プロムとか、進学の方法とかキリスト教とか。
思春期の女の子特有の(ありそうな、いや、でも実際にはなさそうな)ストーリー。
母親とのやりとりもお互いうまくいかないんだけどちゃんと愛し合ってる。子供達だけでキャイキャイ騒ぐ。夜遅くまで遊んでちゃっとヤンチャする。先生にも少し反抗的な態度。初体験。イケてるグループに入ってみるものの結局自分の居場所じゃないんだと気づき前からの親友のところへ戻る。とかとか。
一番心を撃ち抜かれたのはルーカスヘッジズがレディバードのバイト先に来てゲイであることをどう家族に打ち明けたらいいか分からないと泣き出すところ。レディバードと抱き合い、慰める。(レディバードにありがとうと言いたい!)その後の二人の関係も好きだな。ちゃんと友達としての関係が続いている様だし。
ティモシーシャラメは君の名前で僕を呼んでと喋り方は似てたけど、また違ったキャラで良かった。スクールカーストの上位にいそうな

ニューヨークに向かう空港で、母さんが駐車場代かかるからと、レディバードを降ろして車を出した後に出発のターミナルにまた来るのって一旦出てやっぱり引き返したのかなんなのか分からなかった。
ニューヨークに着いてからホムパみたいなところで酒飲んでるシーンもあれがなんだったのか謎。

誰も不幸にならない、これが一番いいのかも。
キラキラした青春時代(自分もこんなだったかな)とクスッと笑うシーン、もがいている姿など全てが愛おしかった。
あと映像も綺麗だった。特に最後、サクラメントの街並みをドライブするところ。夕焼け。
編集も進行もダラけず早すぎずいい塩梅でした。
最後のシーン忘れちゃった。両親、特に母親にメッセージを残して電話が終わって終わりだったかな。
ちむ

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