レディ・バードのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード2017年製作の映画)

Lady Bird

上映日:2018年06月01日

製作国:

上映時間:93分

3.9

あらすじ

「レディ・バード」に投稿されたネタバレ・内容・結末

学校での過ごし方とか、友達との遊び方とかにすごく共感を覚えた。私の日常生活にとても似てた。
クリスティンが最終的に拠り所として選んだのは恋人でも友達でもなく家族で、彼女は「レディ・バード」ではなく「クリスティン」だったんだな、って思ってからちょっと泣きそうになった。
「カルチャーのあるところに行きたい」

わかる!!!って。

文化と教養が自然と手に入る環境が羨ましくて仕方ない。ネットがある今のほうが切実さが増してるかも。刺さった。

車に乗って朗読のテープを聴いて涙ぐむ母娘、喧嘩ばかりだけど、仲良し。グザヴィエ・ドランの『マイ・マザー』『mommy』なんかを連想、なんだろ、世代を感じた。

親友のいる生活、いいね。

ゲイとカトリック、もうなんか定番の描写になってきてないか、ホントに、なんとかならんのかね。

カウンセラーの母、うつ病の父、なかなかしんどい家庭環境だけど、あっけらかんと育ってるレディバード、なかなかすげえ。

演劇やって、生徒会に立候補して、飽きたらやめちゃう、イタイ子の代名詞みたいなレディバード。

あの感じ、誰かに似てる、と思ったけど、誰だろう、クラスに一人はいた? いや違う…誰かに似てる。

あんなに破天荒な女の子なのに、クラスのクイーンビーに「あんた誰?」って言われちゃうのかよ、マジか、なんて。

ティモシー・シャラメ、独特だな、昔から誰かがやってきたポジションの役どころだけど、明らかに新世代、って感じがするのがすごいな。

田舎なんか大ッ嫌いだけど、田舎をバカにされるとチョットいらつく、嫌なところいっぱいあるけど、郷土愛はある、あるよね、ほどよい。

どこかの時点で、もういつ終わってもいいやと思ったけど、ちょうどいいところで終わった感じがする。

なんだろうな、共感できそうで、できなかった理由を考えてる…うーん…恋愛が特に重要じゃなかった、それどころじゃなかった十代の女の子の話が見たいかな。映画になりにくいのはわかってるけど。
クリスティンは嘘もつくし、言動にも一貫性がないし、思慮が浅くて、痛過ぎる子で、17歳にしてはかなり幼いです。しかも、やたらと自己肯定感が高い。何故、そんな本作が圧倒的に支持されたのだろう?とクリスティンの身勝手さに若干、不快感を覚えながら観ていたのですが、これが母娘の物語だとわかってからは、母親(ローリー・メトカーフ)の気持ちがめちゃめちゃ分かってしまい、旅立ちの切なさでいっぱいに(;_;)クリスティンが地元を離れることが決まってから、母親に必死に謝り続ける姿や、上京して、自分のアイデンティティが自分を愛してくれた存在や環境によって出来たものだと気付く件りも、切なくて良かったです。理想形ではない青春を生き抜くのも、そんな子どもたちを真っ直ぐに育てるのも大変!バカな子ほど可愛いし心配だけど、どうか一人でも皆に愛され、強く思いやりを持った子になりますようにと、親目線で彼女の人生の幸せを願う作品です。ティモシー・シャラメは美形だけどスカした役で残念でした(^^;)
お母さんが引き返して空港行くとこから
手紙見つけて電話かけるとこまで泣きっぱなし〜

だっさいドレスも赤髪もキュートで最高

ティモシー・シャラメのやさぐれ感も好きです。
グレダ・ガーヴィグは俳優としても監督としても才能ありすぎておったまげよ。
マンブルコアに参加した背景を細かく見せられた気がして納得。
自伝的な映画。

主人公クリスティンアホでしょ笑
影響受けすぎなうえに、粋がるの、もお〜もどかしいよ!でも高校生のときなんて、ほとんどそうだよね。色んな赤面エピソードをみんな持ってると思うの。

キリスト教をクソ馬鹿にしてるとこ好きだった。最後は結局、教会に戻ってしまうところはがっかりだけど…。
私は宗教差別には反対しなきゃなーとか思いながらも、規範なんてゴミ派だからどこかでぶつかる。特にカトリックや原理主義者。
良い人そうなリバイアッチ神父でさえも、演劇の泣き競争で生徒差し置いておいおい泣いちゃうし、アメフトコーチ神父の完全なポジション戦略説明は笑ったわ。「プレーは芝居プレーなり」意味わからん笑
キリスト教系の高校行きながら、オナニーバナを笑いながら聖体?おせんべいバリバリ笑
結局、親のつけた名前もカトリックも受け入れるのはやっぱりエーって思うけど、それまではめっちゃおもろかった。

シアーシャ・ローナンの過去出演作、私にはイマイチだったんだけど、レディ・バードでは超刺さった!キスしたあと変な走り方して叫ぶとこチャーミング〜。
そして高校生くらいのとき、ぐらぐらしている親に対しての反抗心と、他人におかんのことクレイジーとか言われたないわの絶妙な揺れ動き。

レーガン大統領飾っていて、線路の向こう側はスラムジョークを明るく両親に伝えちゃう。
でも、マリファナ吸ってライブ行って夜中にひとんちでげらげら、なんてアメリカの高校生リア充な一面もある。
それでゲイを隠すために女の子利用しちゃだめよ〜。って
でも言わないよって抱きしめる優しさ泣

サクラメントの格差が非常によくわかった。

あとむっちゃドライな兄ミゲルと彼女
彼女がレディ・バードの(中黒入れんのめんどくせえ)お母さんのこと、ちゃんと評価しててすこ。めちゃすこ。
おかんはクリスマスのプレゼントも安くても用意してる。一番自然に偏見がないような気がする。そして、一番追い詰められてる。
2003年のギラギラメガネを真顔でかけて花火振り回す愛おしいひとたちよ…。

何がいいって、美人ちゃん設定のジェナもそんなに足が太くない。現実的なの!これだよね、求めてたの。そら美人さんいるの当たり前だけど、『僕らの七日間戦争』に出てる宮沢りえ大好きだけど細すぎだから!とか、ネタ古いけど、まあ常々思ってました。
カイルの彼女なら切れないでしょって、これも意味わかんないのによくあるよ

それにアファーマティブアクションに対しても切り込んでる。
マジョリティの日本人がつべこべ言える立場じゃないので結論はさておき、兄の人種枠に対して偏見で決めつけて苛立つ

ティモシー・シャラメでさえも、「クールな文化系の僕」配役がギャグなのかと思えてくる。
童貞って言ったよ!ってスクショ送りつけたい。童貞でなくてもなんも気にすることないけど、嘘ついて、ここ2年嘘は言ってないって嘘だらけ信用度ゼロですよ。

で、プロム気にしてる、と笑
でもでもここで終わらないのがさすがのグレダ。
プロムなんてダサっていう、文化系ヒエラルキートップが既に到来してるんだね、サクラメントにも!ひい恐ろしい。

初体験通しであんなに激しく求めあって「日焼けマシンだ!」ってもう支離滅裂だよ笑

鬱状態のパパ。
「お金は人生の成績表じゃない」

地元のことを蔑んでる。
世界規模で考えて地元で!という言葉に対して、サクラメントに住んでない人の意見ね、というのもわかる。

偏見よ!と訴えながら、ジュリーママの豊胸を馬鹿にする。

モデルルーム見学がせつないけど、これやりました笑
すぐ飽きたけど、狭い部屋住んでて私も憧れた時期あったなあ。
まあ日本だと貧乏人は一人一部屋なんて、ないから、サクラメントの「スラム」がなんぼのもんじょい、って気持ちもあるけど、「戦争じゃない悲劇もある」のもわかるしね。

愛憎の話か。
愛情と注意を払う。お母さんの愛ね。
まあ同じと言われてどっちもどっちに帰結されちゃうのはとても困るけど、言いたいことはわかる。

兄はたぶん養子?なのに子供の設定の説明がないのもめちゃいいぞ。

NYの大学に受かった時は叫ばないのも、おかんの苦労やパパの鬱、兄なりの悩みや気遣いもわかって、ひとつ成長したからだと思う。
もう授からないと思った時、あなたを奇跡的に授かって…という、ゴミ箱から拾った手紙。キリスト教批判はしながらも、命に対してはあつい気持ちが伝わってくる。

最後だけが謎でした。うーん惜しい、
学生時代、親への反抗心も気の合う友人もいなかった自分からしたら、クリスティンが楽しそうに見えていいなって思った。友達っていると楽しいんだ…
無理して付き合わなければいけなかったジェナ達に見切りをつけて、ジュリーとプロムに行くシーンが良かった。とても楽しそう
「子供がだらしないと親もだらしないと思われるんだ」 「あなたを育てるのにいくらお金がかかってると思ってるの」など、私も母親から言われた覚えがあるのでリアルに感じた。親、すぐそういうこと言うよね~
映画館でも観たけどDVDが出たので再鑑賞。母と衝突したことがある人なら、グッとくるものがあるんじゃないかな。自分の過去と重ねて大泣きしてしまった。

1人の人間として認めてもらいたくて、自立したくて、注意を引きたくて、突拍子もないこと、困らせるようなことをしてしまうレディ・バード。冒頭からお母さんに反発して車から飛び落ちるシーンが最高にパンク!!笑

何をしたいか分からないけど漠然と「何かを達成したい」って思う気持ち、あの年頃のときはみんな持ってたよね。突然走り出して叫びたくなる衝動もね。

自立してほしいと願うと同時に、心配で過保護になりすぎるお母さんの気持ちも、今なら理解できるなぁ。

それでいて、そんな過保護な態度を、子ども側は認めてもらえないとか「ママは私のことが嫌い」って思ってしまうのも理解できる。というか私も最近までずっとそう思ってて、自分と重ねてしまった。

どんなに対立して喧嘩してても、夜勤続きで忙しいのにレディ・バードの演劇の発表会は夫婦揃って観劇するし、「彼女はクレージーだ」って他人に言われたら「ママは寛大よ!すごく優しいの!」ってレディ・バードは言い返すし、素直になれないだけでお互いを思い合ってるんだよね。(私の両親も毎年私が習字とか絵とか入選する度に展示されたのを観に行ってくれてたなって思い出した。)

シスター「サクラメント(住んでる街)を愛してるのね」
レディ・バード「注意を払ってるだけです」
シスター「同じことだと思わない?”愛情”と”注意を払う”は」
このシーンは本当に雷に打たれたようだった。映画館では1人で鑑賞している女性が多かったんだけど、私を含めて嗚咽を漏らして泣いてる人が結構いた。
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ドレスの試着シーンでレディ・バードがカーテン越しに「ママに好かれたい」と吐露するんだけど「ママはあなたに最高の状態になってほしいの」と返されて「今の私が最高なら?」って言うの…何回観てもこのシーンで大泣きしてしまう。私はそんな風に素直に言えなかったけど、私が反発していたのも認めてもらいたい気持ちの裏返しだったんだと思う。。
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クリスティンがずっと言いたかったけど言えなかった言葉を伝言メッセージに残すラスト、もうボロ泣きです。それとジュリーみたいな友だち居たら最高の最高!!!
もうもう グレタガーウィグ!!クリスティンがずっとグレタに思えて☺️
自伝的な部分もあるんでしょうか。

シアーシャのこじらせ感とても親近感。
娘だった自分の気持ちと、今、母親である自分の気持ちを織り交ぜて観ていたのでグッとくるポイントが多かったです。
シスターの言葉も胸に残りました。

髪もギブスも壁もドレスもピンク、彼女の目にとまるのはブルー。憧れてる家、美人クラスメイトのリボン、街、お母さんの仕事着。
そしてラストの母と娘の車から見る同じ視点に涙。
自分も学生のとき同じ経験したから、気持ちがわかりすぎて辛かった。イケてるメンバーに仲間入りしたい気持ちも、自分を必要としてくれてる人達と仲良くしたい気持ちも、なんでどっちもと仲良くできないんだろうね。学生の時に出会いたかった作品。
全然関係ないけど、この作品見た時期にシアーシャ・ローナンが出演してる作品3本くらい見た。ほんとよく見かける。
最後のお母さんの泣きながら空港に戻ってくるところ、自分の親を重ねて見てしまった。
お互い素直になれなくて、酷い態度取ってしまうこともあったなぁ。

かみ合ってないのに付き合ってるカップルもなんとなく痛々しい思い出が蘇ってきてむずがゆかった… カイルはかっこいいけどクズだなぁ〜
でもとにかく良い映画でした!
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