り

レディ・バードのりのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.4
思春期特有の親への反発、親友との不和、色恋沙汰がふんだんに盛り込まれている。そのため、映画というより、他国の女子高生のドキュメンタリーを見ているようだった。主人公は自分の名前があるのにも関わらず、厨二病チックな「レディ・バード」と自らを称す。家族という檻から羽ばたきたいのか、自立して巣立ちたいのだろうか。真意は不明だが、「バード」はこのような隠喩を含んでいる気がする。(少々安易過ぎるかもしれないが…)現に、家族から離れてからは、「レディ・バード」という呼称を用いなくなったので、見当はずれではないだろう。
り