はなかすちゃん

レディ・バードのはなかすちゃんのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.6
うわ~~~~好きだ~~~~。自分が生まれ育った町を愛せなくて、愛すべきものや人はそこにきちんと存在しているのにその中にいるとあんまり見えなくて、とにかく私が冴えない生活しているのはこの冴えない場所のせいなんだよ!!ペッッ!って感じ、これは私の物語かな?

でもほんと、序盤の街並み、光をうけて輝く木々とか建物とかの描写がとってもよくて、カメラの視線にすごく優しさと愛があって、監督この町好きだと思えるようになれたんだと思った。親は選べないってよくいうけど、ふるさとも選べないんだよな。生まれた場所を最初から愛せる、あの地方の豪族の娘みたいな早熟な巨乳の女の子とか(まじで田舎にぜったい一人はああいう子いる、嘘つくの意味わかんない、とか言っちゃうやつな、オイ想像力)、あるいみ羨ましいんだよなあ。

神を信じている人たちに囲まれて生きてきて、そんな人たちをちょっと斜に構えて見てたのに、NYで神様?別に信じてないけど?な人と話したり、酔いすぎて病院運ばれたりしてどろどろのアイメイクで訪れた日曜の教会で故郷を思い出すシーンはぐっとくる。彼女にとってキリスト教はそのものの意味っていうよりそれを信じて生きているふるさとの人たちの象徴になったのかな、などと。


ルーカスくんの泣きの演技は本当にさいこー。どんどん悪化していくって悩む感じ、おばちゃんも抱きしめてあげたくなっちゃうようううお
ティモピーくんは造形美~~。高校時代とかってああいうのがかっこよく見えるんだよなあ

2018-50