今までの映画のなかでは、
母と娘の関係はあまり描かれてこなかった。
こんなに面白い題材はないのに!
グレタがインタビューでそう言ってたけど
わたしと母も、まぁあんな感じで。
いや、もうちょっと仲良しかも。
でも、まるで自分たちを見ているかのような
そんなシーンもけっこうあったから
案外みんなそんなもんなのかなって。
愛していると知っている
愛されていると知っている
ただ、言わないだけ
言われなくても、分かってるから。
言わない代わりにね
友達みたいにベラベラ喋るし
好きなものは大体お見通し。
言い合うのは日常茶飯事で
喧嘩していたかと思えば
一瞬で仲直り。
で、また友達みたいにベラベラ喋るの。
棘のある言葉をぶつけるのは
わたしたちが似ているから。
だってわたし、あなたの娘だもん。
そしてあなたは、いつまでも変わらない
わたしのお母さん。