No. 117
2019年 劇場 No 2
久々に訪れた大分のシネマ5で三本連続のはしご鑑賞。
その一本目。
総じてなかなか良い作品でした。
2002年のカリフォルニア州サクラメント。
ニューヨークの大学への進学を夢見る高校3年生のクリスティンは自らを‘レディ・バード’と呼んでいる。
田舎が嫌い...自分の名前を素直に名乗らない...そんな彼女が恋人や友人、家族との絆を通して、自らのアイデンティティを確立していく物語です。
主演のシアーシャ・ローナンが、とてもみずみずしい。
彼女の抱えている悩みは、おそらく世界中の若者たちに共通のものばかり。
私も若い頃はきっとそうだったはず...もう記憶からかなり落ちてしまっているが、笑。
だけど、子をもつ身として、クリスティンの両親の気持ちは痛いほどよくわかります。
強がっていたが空港へ泣きながら引き返した母親の姿、父親がゴミ箱から拾って渡した‘母の書いた’手紙、そして親がつけた名前をクリスティン自ら名乗りだした時、ちょっと涙目にさせてくれました😢
また、最後のクリスティンが両親に当てたメッセージ...自分の子供たちが離れて行った時にも そう思って欲しいと感じましたよ。
監督のグレタ・ガーヴィグは「20Cウーマン」でアビーを演じていた人で、「レディ・バード」は彼女の自伝的な映画であるとのこと。
そのことを観た後に知り、色々と腑に落ちるところがありました。
全然関係ないのですが、主演のシアーシャ・ローナンが途中から松岡茉優さんに見えて仕方がありませんでした。雰囲気似てませんか?
日本で、この作品のリメイクを作るなら、絶対に松岡茉優さんが主役ですよね😊
それと、サクラメントって、たしか加州の州都ですよね?
そんなに田舎なんですか?一度行ってみたくなりました😊