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レディ・バードのjocxのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.7
レディー・バードは過去であり、未来でもある。私だったり、親だったり、娘だったり。片田舎の貧富があり閉鎖的な街、サクラメント。そこから羽ばたこうとしている。子どもから大人へ、少女から女へ、守られた家族から、母から、故郷から、そんな思い巡らす思春期。巣立った後気づく。そこは居心地のいい場所だったと、愛されていたと、祈る場所があったと。アメリカのティーンエイジャーは日本と違っているけど、反抗したり、もがいたりするのは一緒だと思う。恋をしたり、友達とケンカしたり、進学に悩んだり、そういうところは共感を呼ぶ。全体的に飽きずに観られた。ただ所々シーンがぶつ切りになり、読み取れないところがあった。厳格なカトリックの学校であったので、カトリックの知識があると、いかに主人公がヤバイか分かる。
個人的にはシスターにとても魅力を感じた。この映画は後で語り合いたくなる映画だと思う。それくらい、個人の感想がバラエティーにとんでいる。
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