「レディ・バード」（原題：Lady Bird）
日本では2018年に公開された本作。
『ラブリーボーン』で主役を演じたシアーシャ・ローナンが主演。
脇を固めるのは、声優や舞台などで活躍するローリー・メトカーフや新鋭のティモシー・シャラメやルーカス・ヘッジズ。
ごく平凡な中流階級の家庭。
母と娘。
父と娘。
多感な時期の友人関係。
そこには国境や文化を超えたおそらく誰もが通るであろう共感性がある。
僕は、洋画も好きだし、邦画も好きだ。
邦画は文化、歴史、風景そして言語どれをとっても馴染みがあるから素直に劇中に入り込まされてしまう。
だから必然的にエンターテイメントに寄った作品はどうもハマりきれない。
逆に、洋画は文化も歴史も馴染みがない。
だからどこか映画と自分の中に見えないフィルターができてしまい、多くの作品で傍観者になってしまう。
ただこの作品は、文化も言語、性別も関係のない親と子の想いがある。
監督であるカーウィグが「思い出のような映画にしたい」といったように誰しもが抱える思い出を投影できる忙しない日々に一息つける素敵な映画です。
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