爆裂BOX

X-コンタクトの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

X-コンタクト(2015年製作の映画)
3.6
「遊星からの物体X」フォロワーの一つですね。物語は蟹工船にシロイルカの生態調査の為に乗った大学生と教授たちが深海でソ連時代の衛星の残骸を発見。その中にあった宇宙飛行士の死体から謎の寄生生物が現れるという物です。宇宙生物ではなくクマムシを寄生させて放射能に耐えれる人間を作ろうと思ったら変異して怪物になったという設定がちょっと面白いですね。
物体の様に誰が寄生されてるかわからないという疑心暗鬼のドラマもありますが、それはほんのちょっとですね。
メインはグチャドロな怪物や変身シーンですね。監督のアレック・ギリスは「遊星からの物体X ファースト・コンタクト」で出来なかったことに挑戦したかったらしく、CGを最小限にして特殊メイクや特殊効果で表現された怪物たちは中々いい感じですね。触手がビロビロ溢れたり、ワニのような目のない巨大な頭部や、下半身だけで歩いてきて断面から内臓の様な触手が生えてくる所はインパクトありました。
登場人物の中では教授が名声にこだわって喚き散らしたりするウザキャラで目立ってましたね。結構早く退場しますが、背中から三本触手はやして退場する様はインパクトありました。女工作員の冷徹さも印象的でしたね。ランス・ヘンリクセンが、船長で主人公の祖父の役で出演していますが、冷静で頼りがいのある感じでイイキャラだったと思います。最期も感染しながらも頑張ってました。
ラストは割とアッサリ終わりましたね。もうひとひねりあるかと思いましたが、そんな事もなく終わりましたね。
「遊星からの物体X」ファンやCGじゃない特殊メイクや特殊効果が好きな方なら暇潰しにはなるんじゃないでしょうか。