低予算だけれども頑張って「遊星からの物体X」ぽいのを作ってみました的な映画。CG全盛期の時代にあえてCGを極限まで排除したという特殊効果。旧き時代のSF映画へのリスペクトを感じますしその挑戦に造り手の心意気を感じます。
その話題の特殊効果は気持ち悪くそして怖かった…。特に寄生されて肌がドローンってなるのがぞわっとしました。クリーチャーも「遊星からの物体X」に似ていてオリジナリティは無いですね。後半の展開はマンネリ気味ですがそれでも時間制限の設定があったりとドキドキポイントは用意されてます。
無名の俳優が多い中でのお目付け役的なベテラン俳優ランス・ヘンリクセンの起用は見事に当たっていて抜群の存在感。ストーリー、どの場面も何処かで見たような感じで新たな発見はないものの、定番のB級SFスリラーといった感じでそこそこは楽しめた映画でした。
