青山

ラブ・アゲインの青山のレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
3.9
妻に浮気された主人公はバーでイケメンナンパ師に出会い、彼の教えでイケメンになるための修行をすることになる。
ナンパ師の方も、バーで出会ったある女に遊ぶだけ以上の感情を持つようになる。
一方主人公の13歳の息子も、フラれてもめげずに好きな女の子にアタックし続ける日々を送っていた。

メインキャラ6人の複雑に絡み合った恋愛を描いた群像劇です。
原題は"Crazy,Stupid,Love."。そんなタイトルの通り、矢印があっちこっちに絡み合う狂っててバカげた恋模様にやきもきさせられますね。どうしてこうも上手くいかないんだ、と。てっきりめっちゃハッピーなラブコメだと思ってたんですが、すれ違いや一方通行ばかりでけっこうつらいシーンも多かったですね。誇張はしてるけど美化しすぎてない感じでThis is 最高にちょうどいいです。
あと裸は映らないくせに下ネタが多くて思ったよりやや下品な印象でした。女子人気が高いからもっとふわふわした話かと思ってました。ってか女ってけっこう下ネタ大好きですよね。理解できませんわ。まぁでも海外のコメディって下品さを楽しむものですよね〜ちんこ!(下品さの発露)

でもキャラクターたちはみんな愛すべきCrazy Stupid Loverたちなので応援、したく、、なる、、、といったら半分嘘になりますけど、応援しつつなんだかんだ羨ましく観させていただきました。
ただやっぱり恋がうまくいったことのない人間としては主人公の息子の報われないひたむきさに泣きそうになりました。彼めっちゃいい男なのにあの女は何も分かってねえよ!!

終盤ではシリアスなドタバタコントも観られて楽しかったですが、そのくせ最後はちょっと綺麗に終わるあたり上手いですよね。
恋愛のめんどくささとつらさと幸せを全部ぶち込んだ傑作だと思います。
青山

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