あんじょーら

ラブ・アゲインのあんじょーらのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
2.8
ライアン・ゴズリングが出演しているので見ました、この人やはり凄い役者さんだと思います。




中年のキャル(スティーブ・カレル)と妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)は子供たちをベビーシッターに預けてディナーです。が、その中でいきなりエミリーから一方的に離婚を切り出され、不倫を告白され、無気力になって離婚を承諾してしまいます。キャルは茫然自失に陥り、女性があふれるバーでいじけていますが、そのバーで非常に目立つハントをする男ジェイコブ(ライアン・ゴズリング)に出会い、もう1度『男』を取り戻す努力をする決意をするのですが・・・というのが冒頭です。




コメディタッチの映画で、しかもキワドイ話しを含みつつ、綺麗にハートウォーミングな作品に仕上がっています。割合どの年代、男女差なくどんな方でも楽しめるのではないでしょうか?中年男性や女性のクライシスを主題に、報われそうにないティーンの恋愛やらローティーンの憧れと区別がつかない感情も扱っていますし、その上結婚やプロポーズの問題もありますし、見方によってはナイーブな男性の扱い方ともとれますし、イケる男性のあり方とも言えます。キャスティングは見事だと思います。




ただ、割合個人的興味ある問題ではなかったので、まあまあかな、という感じでした。ネタバレちょっとだけ含みますが、何でジェイコブがキャルに興味を持ったのかが意味不明。もう少し丁寧に扱うべき重要な問題だと思いました。が、種明かしがされる一堂に会する部分はなかなか面白かったです。ケビン・ベーコンはやはり何を演じても様になりますね、あとマリサ・トメイがイイ味出してます、最近見る映画でよく見かけるのですが、上手いです。





ただ、気になったのが原題の「Crazy,stupid,love」が「ラブ・アゲイン」になってしまう件。う~む、英訳が得意な方はどう訳すんでしょうか?私、英語の知識は自慢じゃありませんが、そこらの中学生に負ける自信満々です。で、映画観た後で、この邦題は無いんじゃないか?と。じゃ、どうするか?なんですが、普通に感じたままですと「イカれた、馬鹿げている、それが愛」ってところでしょうか?でも、映画を観た後なら「最高に、狂おしく、愛しい人」くらいでしょうか?誰かに意訳して欲しいです。



ライアン・ゴズリングが好きな方、スティーブ・カレルが好きな方(この人の主役映画っていろいろ似てますね・・・)にオススメ致します。モテる男って努力しているんですねぇ。